カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

案ずるより

 先日エントリーしたTVキャンセラー、無事に落手した。
 

 

 
 オレンジ色のブツはパネル外しのためのヘラ*1で、その上の黒いケーブルの束がそれである。右はオールカラーの取説。
 
 
 届いたのは朝。出勤までまだ2時間ほどある。よーし、思い切って取付だーっ*2……15分後には完了していた。事前のイメトレが効いたかな(笑)。
 
 お陰さまで、動作確認できており、何の不具合も出ていない。案ずるより産むがやすし。今回の買物は成功であったというわけである。
 
 
 取付に当たっては、届いたブツに加えて、軍手とマイナスドライバーと養生テープを用意した。
 前のエントリーに書いたとおり、<DA裏のパネルを外して>→<配線部分にアクセスし>→<本来の配線に割り込む形でカプラーオンする>という手順。
 
 作業前にバッテリーのマイナス極を外すことをおススメします(外さなくてもできるけど万一ってこともあるし、その辺は自己責任でお願いしますね……)、という趣旨の注意がされていた。
 バッテリーを外すと、もろもろ相当面倒である(各種設定がデフォルトに戻ってしまったり)。そのためか、商品レビューでは外さなかったという声がほとんどである。メーカーがアップしている作業動画内でも外さないままで取付(自己責任で!という注意は入っているが)。というわけで、私もそのままで。
 
 必要箇所を養生してから、DA後ろのパネルの隙間にオレンジのヘラを入れて抉る。ビビっているとなかなか外れない。思い切って グイっ と。

 きっかけができれば、あとはわりと簡単に外せる*3。写真はパネルを外した状態(TVキャンセラー取付前)。
 

 
 このあとドライバーでDA本体を外してそれを手前に引き出し、裏の配線部分にアクセスする、というのが正しい手順のようだが、「ライズは本体を外さずとも裏側に手が入れられる」という情報があった(写真でも大きめの隙間が確認できますね)。
 隙間から手を入れて、配線を2か所外す(カプラーの爪を押さえながら引き抜くわけですね)。で、その間にブツを割り込ませる(爪を押さえながら差し込むわけですね*4)。
 
 外すのはまあ簡単だったが、差し込むのはやや手間取った。本体裏側が見えない(本体を外していない)ため手探りになるからである。うーん困った……が、スマホ画面を鏡代わりにして解決*5
 パネルを元に戻す前にエンジンを掛けて動作を確認した後、パネルをぱんぱんと押し込んで嵌めれば終了である。
 
 
 田舎道はTV受信が厳しいことも多いのだろうけれど(ラジオすらキツい場合もある)、何かのときにはきっと役に立つはずである。
 
 ミロ号がいよいよ充実の度合いを増してきましたよ、というご報告でした。

*1:なかなかしっかりとした作りで何かに流用できそう

*2:取り掛かる前にすでに何度か見た作業動画を改めてチェックした

*3:念のために用意したマイナスドライバーは使わずじまいだった

*4:オスとメスの形状になっている

*5:なお、この作業は助手席側に移動して行うとラクです

TVキャンセラー

 元日の地震のニュースを受けた今年最初のエントリー(こちら)で、TVキャンセラーの購入・取付を前向きに検討しようかと書いた。
 
 繰り返しになるが、走行中のミロ号のディスプレイオーディオ(以下DA)画面に、TV映像を映し出すためのアイテムである(走行中はデフォルトでは動画が映らないようになっている)。今回のような地震津波などの非常時に頼りになるのはもちろん、<隣に妻を乗せて数時間のドライブをする> というのが月に複数回あるミロ号にとっては、非常に有効なブツである。
 
 狙いのブツ(こちら。ちょっと高いが国産*1をチョイス)は定価7,680円……ちょっと高いなあ。あれば便利で幸せになれるのだがなあ……。買物に関しては 石橋を念入りに叩いてから でないと渡らないタイプの私であるから、いつものようにしばらくぐちぐち悩んでいたわけなのだが、数年前の自分自身に背中を押してもらって、遂にポチったのであった(念のため、今日のエントリーはポチったところまでです=ブツは未だ到着しておらず)。
 
 
 徒然なるままに読み返していた過去のエントリーに、「生活を便利にすることが確実なブツは、けちけちしないでとっとと手に入れたほうが幸せになれる」という一節を発見したのである(2018年の夏のエントリー「To buy or not to buy」=こちら)。
 
 
 今回躊躇していたのは、実はお金のことだけではなかった(もちろんそれが大きいんだけど。例の内職=ポイ活分で支払うわけだが、私にとっては大きな買物である)。別に2つ理由があったのである。
 
 

 その1は、取付 のこと。
 
 購入したブツをディーラーに持ち込んでお願いすればおそらくやってくれるだろう(そういえば、納車の際にはもろもろお世話になったなあ)。しかしもちろん、ある程度の出費が必要である。ここはやはり自力で済ませたい。
 そもそもこのブツは「簡単取付」というのが売り文句のひとつで、誰でも簡単にできますよ、ということになっている。しかしそうは言っても、やはり不安は残るわけですね(電装品だし*2)。
 
 <DA裏のパネルを外して>→<配線部分にアクセスし>→<本来の配線に割り込む形でカプラーオンする>だけ、ということなのだが、「パネルを外して」がまず厄介そうである。商品にはそのためのプラスチックのヘラが同梱されているようだが、要するに抉って外せということ。パネルのツメを折ってしまった、というような報告もないではない。元来不器用な私であるから、心配である。
 しかし、良心的なことに、商品には車種別の取付説明書(← 評判がいい)がついており、作業動画もアップされている(チェックしてみたら、動画内で使われているクルマがたまたまライズだった)。これは心強い!
 
 
 その2は、DA不具合 の危惧である。
 
 そもそもTVキャンセラーは車速を0に偽装したり、パーキングブレーキがかかっているように偽装したりする(そういう信号をクルマ側に送る)モノなのだろう。本来走っているものを、停まっていると “錯覚” させるわけである。

 であれば、各種センサーと連動する機器に何らかの矛盾 → エラー?が出てもおかしくない。DAにはナビゲーションシステムは入っていない(ナビはスマホのナビアプリ)から、そこまで臆病にならなくてもいいのかもしれない。が、精密機器であることは間違いない。
 
 気になるのは、半年ほど前からネット上では<TVキットを取り付けると、ある種のナビシステムに重大な不具合が出る>というような “噂” が飛び交っていることである。都市伝説の類ならいいのだが。
 念のため、メーカーに上記のことを(オンラインで)尋ねてみたら、その件は認知しているが不具合報告は出ていない、問題ないはずだ、との回答が得られた(回答は迅速・的確・丁寧・誠実であり、この辺からも良心的なメーカーであることが知れた)。これで石橋を叩き終えたというわけであった。
 
 
 ブツは27土に到着予定。翌28日*3にでも作業してみようと思う。首尾よくいくことを祈っていてください。

*1:調べてみたら京都の会社でした。懐かしい

*2:初めて買ったクルマに当時流行っていたウルトラマンのストップランプをDIYで取り付けたことがあったっけ

*3:この日から2泊3日の予定で妻が帰省

黒松内と蘭越

 この週末も札幌を往復した。年が明けて2週間にして3度目の往復である。今回は、実家はスルーさせてもらって妻の実家だけ。
 
 
 往路も復路も安全有利に国道5号を走った(先週の帰りもそうした)。
 
 自宅から90kmほどのところの交差点(旭浜交差点@長万部町)が、R5とR37の分岐点である。直進するとR5(ニセコ方面)、右折するとR37(豊浦方面)なのであるが、このR37は冬場はたびたび止まる。アップダウンが続く峠道で、大型車が事故ったりして道路を塞いでしまうのである(最近でも2度遭遇している。22年の12月=こちらと、23年の1月=こちら)。先週(帰り)もヤバそうだなと回避したが、果たしてR37(とその迂回路となるべき道央道)は通行止めになった。というわけで、今週もちょっとだけ(2~30km?)遠回りだがR5を選んだのである。
 
 R5を走ると、黒松内の道の駅(「くろまつない」)や蘭越の「峠の茶屋」を通ることになるので、往路は前者で焼きたてのパン(激辛カレーパンなど)を、復路は後者で握りたてのおにぎり(写真は梅おかか)をいただいてきた。
 

 
 おにぎりは、前にこちらでも紹介しているが、まことふんわりと握ってあって本当に美味しい。方向性はやや異なるが、深川の道の駅(「らいすらんどふかがわ」=こちらなど)といい勝負である*1
 
 札幌までの道のりは、(私の実家までだと)夏道なら「最短で4時間を切れるか」という距離感だが、冬道だと「下手したら6時間ほどかかるかも」というところ。札幌は、冬は遠いのである。
 
 お陰さまで、今回は好天の時間帯も多く、楽しいドライブでした*2(写真は「くろまつない」にて)。感謝感謝であります。

 

 

*1:が、深川のはやや高い

*2:しかし、燃費は伸びない…とはいえ20km/Lは何とかキープ

激動の…

*2024年になりました。私は年男です。今年もよろしくお願いします

 

 元日から大変なことになってしまいましたね。

 私は富山市金沢市にそれぞれ3年ずつ住んでいたため、報道される難読地名にも馴染みがある。もちろん知合いもいて、妻は発災直後からLINEで連絡を取ったりしている。

 

 夕方以降、正月特番的なものが多く吹っ飛んで迎えた2日も夕方に衝撃的な映像が。羽田空港で航空機が燃えている。新千歳発羽田行のJAL機だという。怖い。

 

 

 ……われわれはいつものように平和な大晦日を過ごし*1(写真は31日夜のご馳走…妹よ、ホタテ美味かったぞ!)、1日早朝に自宅を出て札幌に向かった。

 

 

 昼に実家(豊平区)に着き、母を拾って予約を入れてあったカラオケ店へ。そこで3時間飲んだり食ったり歌ったり。

 元々涙もろい母だが、高齢になって認知機能も低下しているせいかすぐに泣く。そうなると私ももらい泣きである(親父のことを思い出す場合も多い)。ま、楽しそうにしている母をこんなに長く見ていられたのは久しぶりだった。いい時間だった。

 

 で、母を実家に送り届け、妻の実家(清田区)にミロ号を走らせているときに地震のニュースが入ってきたのである。(その後にネットで話題となった)NHKの女性アナウンサーの緊迫した口調に事の重大さを認識した。

 

 ミロ号には、オプションで9インチのディスプレイオーディオをつけてあって、それでTV(フルセグ)を観ることができる。しかし、クルマが停止していないと(ギアがPに入っていないと?)画面が消える。事故防止の観点(運転者が画面を注視することのないように、ということ)からそういう仕様にしてある、というのが建前である*2

 

 しかし、<走行中にも画面が消えないようする>というニーズは強く、各メーカーからそれを実現するキットが売られている(下手したらクルマのアクセサリーカタログに載せてあったりする。TVキットとかTVキャンセラーとかいう)。

 少し前から、何かのとき(例えばそれが今回だったわけですね)のためにそのキットを取り付けようかなあと思ったりしていた(1年も前からほしいものリストに入れてある)のだが、今回のことで本当に購入・取付しようかなあと思ったことである(信頼性の高いキットで8,000円ほどのよう。取付は自力で)。

 

 元日夕方は妻の実家で地震のニュースを、翌2日夕方は飛行機事故のニュースを。で、3日朝に札幌を出発して無事に自宅に帰ってきた。

 

 お笑い系の番組や正月ならではのほのぼのニュースを観ない正月である。こういう年の初めは記憶にない。毎日をちゃんと生きていかねばならないということを再確認した正月休みである。

 

 *改めて、今年もよろしくお願いします m(__)m

*1:それにしても紅白歌合戦は不作でしたね…

*2:しかしそれならどうしてナビ画面は消さないのだろう。地図上の文字は小さく “注視” する可能性はTV画面よりも高いはずである

23年大晦日

 2023年も今日が最終日である。

 

 ありがたいことに、今年も平和な大晦日で、昼に温泉に行ってゆったりし、帰って年越し蕎麦を。今年は思い切ってカップ麺にしてみた(最強どん兵衛)。いやあ、美味でした。日清食品恐るべし。

 

 

 

 さて、今年ももろもろあったが、大きな節目を2つ。

 日々の生活が変わったという意味で最も大きな節目としては、3年半以上ぶりにマスクが外せた(4月)ことだろう。先日風邪などひいてしまったときにマスクをして、ちょっと懐かしくなったところである。

 

 そして、プライベートでは親父が亡くなったこと。生きていたときは親父のことを思い起こすこともほとんどなかったが、死んでからは毎日のようにふとした瞬間に思い出す。そして、死んでしまったんだよなあといちいち確認するのである。

 

 その他、キーワード(漢字)とともに、何となく1年を振り返ってみる。

 

 「休」
 
 今年はよく休んだ年だった。
 
 通常の長いお休み(GWや夏休み)は例年どおり。それに加えて、9月には PlatinumWeeks を(自主的に)設定した(こちら。9月の出勤はわずか13日だった*1)。
 さらに、12月には 忌引 で丸々1週間休んだ(こちら)。その他、久しぶりに風邪で!休んだり(こちら)、コロナのワクチンにやられたり!して休んだりもした。いやホント、よく休ませてもらったなあという1年だった(有給休暇を使える幸せですね)。
 

 
 「走」
 
 休みをとって得た時間をドライブに充てたことも多かった。
 
 札幌の実家往復はもちろん、ミロ号でいろいろなところをとことこ走った。道東にも2度行った(5月9月)。10月に 満1歳 を迎えたミロ号(こちら)は、月2,000kmのペースで走った(あと少しで30,000kmに到達)。
 自分の脚でも走った。7月に2km(人生最長記録を達成=こちら)、10月には2.5km(同記録を更新=こちら)をそれぞれ走破した。意外と走れるものだなあと。来年も動ける身体は維持したいと思う。ちなみに、ウチにある体組成計による体内年齢は、ここ数年<実年齢-9歳>だったが、今年は <実年齢-11歳> となった(年末の測定値)*2
 

 
 「送」

 

 先日の親父の他、10月には伯母(妻の亡父のお姉さん)を送った。2人とも平均寿命を数年越えてはいたから、そこまで悲壮なことではなかった。
 人を送るには、何かとパワーが必要である。送るほうが心身ともに健康でいなければならない。そんなことを改めて思い知らされたことであった。
 
 

 
 その他、客人関係は6月にお義姉さん(こちら)、8月に姉貴一家をお泊りいただいた(こちら)。今年の夏は当地も猛暑で、エアコンレスのわが家*3では寛げなかろうと、ラッキーピエロに避暑に行ったのもいい思い出である。
 
 買物関係は、タイヤ(2セット!=トラ号のスタッドレスサマー)とか冷凍庫(こちら=大活躍!)とかが大物。その他、ポイ活で稼いだへそくりでモバブなども購入した(こちら)。

 

 今年最後のポイ活買物がつい先ほど届いたので、脱出用ロープを紹介しておく。いざというときの備えとして、使わないことを願って 購入。ポイ活で得たお金は、こういうものを買うのに使うのが最適である。

 

 

 長さは5mで耐荷重12t(同梱のU字シャックルフックは3.75t)とのこと。よくある伸縮性のあるロープは牽引用なのであり、実は脱出用には適さないそう。

 当地に来て4回の冬を過ごしたが、埋まって引っ張ってもらったことが2度ある(トラ号とオレンジ号)。リーズナブルな価格だし日本製!。あってもいいかなとセルフクリスマスプレゼントとして購入。さっそくミロ号のトランクに積載しました。

 

 

 最後に今年の頭痛薬を。9月中旬まで皮膚病の薬を止めていたおかげか減りましたね(ただ、そのせいで皮膚病が激しく悪化したため、現在は服用再開しています)。

    頭痛薬
 23年  368回=214日
 22年  510回=251日
 21年  495回=240日
 20年  475回=225日
 19年  719回=254日
 18年  630回=262日
 17年  353回=185日
 16年  526回=221日
 15年  618回=262日
 14年  411回=211日
 13年  556回=256日
 12年  417回=220日
 11年  295回=162日
 10年  287回=175日
 09年  408回=209日
 08年  408回=203日

 

 正月は、早朝から札幌に向かい、日中は実家の母をカラオケに連れ出す予定(ちょうど1年ぶり)。それではみなさま、どうぞよいお年を!

*1:ここ数年、軒並み中止となっていた町内のお祭が復活し、8月下旬から9月にかけて、当地はお祭月間となった。そのため、塾そのものを閉鎖したりもしたのであった

*2:ちなみに妻は <実年齢-15歳> です…

*3:春頃までにエアコン導入の予定!

コストコのケーキ、軽んずべからず

 この週末も札幌を往復してきた。
 
 と言っても、実家に顔を出したのは数分で、今回は妻の実家(義母)がメイン。Xmasをやってきた。
 
 土曜の朝自宅を出、ホワイトアウトを切り抜けて、氷点下13℃の中山峠を越え、札幌へ。この週末まではけっこう凍れるということであったが、果たして寒かった(しかし、気温は今日あたりから緩み始め、正月は(マイナスでなくプラスの)6℃とか8℃とかになるらしい……ちょっと信じられませんね)。写真は先週撮ったもの。ガラスに氷紋が見えますね。
 

 

 
 札幌ではまず、贔屓のスーパーを経由してコストコへ。そこでチキン丸焼き(1時間半待った)やXmasケーキをはじめもろもろ食材を購入。それらを持って妻の実家に乗り込んだのである。
 
 義母は食いしん坊で舌が肥えており、美味いものに目がない(今はボケが入っていて “忖度” がないため、せっかく買って持って行っても不味いものは不味いと手厳しい。まさに是々非々である)。そんな彼女も今回のチキンやケーキには満足したようであった。
 

 
 実際、特にケーキは美味かった。スポンジ層が薄く、基本クリームである。クリームの塊の上にイチゴが乗っかっている、といった風。当然ながらクリームクリームしているわけだが、くどくなく、健康方面を気にしなければいくらでも食えそうである。コストコのケーキ、軽んずべからずである。
 
 
 塾は今日から冬期講習会を行っているが、年内は29金までみっちりと。30土から10連休となるのだが、元旦は実家の母とカラオケ(2年連続)の予定である。