先日、カーチャージャーを購入したことをエントリーした(こちら)が、その際「タイプCには興味津々なのだが、今回は実利を取ってタイプA」と書いた。
タイプC*1に興味があったのは、それがPowerDelivery(PD)に対応し得るから。PD対応であれば、PCに給電し得るのである。下は愛機V8=ブイハチ(CF-SV8KD9VS)の左側面の写真。一番手前の小さい穴(Thunderboltマーク)がタイプC、左隣の青いのがUSB3.0(さらに左がHDMi)。
例えば、PD対応の三者<PC+充電器+ケーブル>があれば、電源アダプターを使わずにコンセントからPCの電源が取れる!し、<PC+モバイルバッテリー+ケーブル>があれば、モバブさえ使える!というわけなのである(ざっくり言えば)。
このことを知ったときから、V8を モバブで充電 する、というのが夢になった(← 大袈裟ですね)。
ということで、夢の実現に向けてPD対応のモバブ類を購入したのだが、その話の前に現在手持ちの Anker AstroE5(第2世代)についてちょっとだけおさらいを(入手時のエントリーはこちら…もう6年前のことなんですね)。
スペックについてはこんな感じである。モノは古いが、まだまだ第一線で戦えます。
で、今回購入したのは Cheero PowerPlus5 Premium(CHE-109)。Ankerはもちろん、他の有名モバブメーカーをじっくり比較検討したのだが、コストとスペックを考え、これが圧倒的に優れていると判断した。
PD対応であることを前提に、V8をそれなり以上にきちんと動かすために出力はこだわりたい(45W以上欲しい)。容量はAstroE5より多くあってほしい(16,000mAh以上)。
この2点を満たすとすなわち10,000円オーバーとなる(モバブ単体で)。この他に、ケーブルと充電器も揃えないとならないので、これでは手が出ない(何とか全部で10,000円未満でお願いできないかなあと考えていた…もちろんポイント等を使うわけですが)。
しばらくネットを彷徨ううち、設計はちょっと古いが手の届くものを見つけた。それが今回選んだCheeroであった(下はスペック)。
60W・20,000mAhのスペックは、上記基準を余裕で満たす。ケーブル(CtoC)付属で7,000円ほど。しかも、日本の会社の製品である。これは買い!である。それを<ほしいものリスト>に入れたら、お次は充電器である(ちなみに手持ちのは、Ankerの2ポートもの=24W。こちらの一番下を参照)。
電源ケーブルなしでPCを動かすために、やはり概ね45W以上ほどの充電器を選びたい。やはりどれも高価だが、ふと見つけた多摩電子工業KK(こちらももちろん日本企業)の FAP135UCK が良さげである(2つ3つ買っちゃおうかなというぐらいのコスパの良さ=2,500円ほど)。安いのにGaN=窒化ガリウム採用で、小型軽量高性能(65W・C+Aの2ポート)。これがあれば、上記Cheero本体の充電にかかる時間も大いに短縮できるであろう。
これを見つけたタイミングで、たまたまモバブがタイムセールに。6,000円ほどに価格が下がっていたので、充電器ともどもポチっと。思いのほか安く買えたので、追加のCtoCケーブルも買ってみた。
数日後にブツが揃った。
*Cheero PowerPlus5 Premium(CHE-109)
第一印象=ゴツくて分厚くて重い(下は、AstroE5とのサイズ比較写真)。
筐体はアルミニウム製だそうで、手触りがひんやりとして独特である。各辺の面取りが浅いためゴツさが強調される。
ボタン押下で充電の状態が数字で出る。ミラー処理で実にカッコいいのだが、上下がわかりづらい(いわゆる7セグディスプレイ)。
*多摩電子工業 FAP135UCK
第一印象=ちっちゃくて軽い。プラグは折りたたみ式でモバイル時に重宝する。
*Anker PowerLineIII Flow
初めてのCtoCケーブルは、100W対応のものを。他と区別しやすくなるかなと白黒以外を選んでみた(アイスブルー)。第一印象=柔らかくて手触りがいい。ケーブルタイ(結束バンド)もくにゃくにゃで面白い(シリコン製)。
いざ、夢を叶えてみた。電源アダプターなしでPD経由でV8に給電したり、モバブから充電したり。すげえなあ。
これらのブツが一月早い誕プレになったというわけです。
*長野の伯母さま、お亡くなりになりました。満94歳だったのかな。
恵美子さん、さようなら
*1:USBの規格はカオス状態になっていますね(笑)