カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

スピンナーハンドル

 22木は、われわれの 結婚記念日(お陰さまで仲良しのままに満34年!が経ちました)だったのだが、その翌日(23金=つまり昨日ですね)某家電製品 を函館で購入し → 持ち帰って → 設置・設定を済ませた。

 いやあ、大物(物理的にも大サイズ)を買った。アドレナリンが出た。買っちゃうかい?と思ってから2日後には(家電入替えの他、部屋の模様替えなども含めた)新しい環境を整えることができたというわけ。

 

 …と、この件は次回のネタにとっておく(笑)として、今日のネタはタイトルのブツのお買物について。

 

 スピンナーハンドル(ブレーカーバーと呼ばれることもある)というのは、ある種の工具で、要はレンチとして使うための <鉄の長い棒> である。先端にソケットをつけて回す(スピン)持ち手(ハンドル)である。

 

 

 

 以前購入したトルクレンチ(em-29。こちら)には、14mmから24mmの5つのソケットがセットになっている(写真下参照)ので、そのソケットを流用しようと思っている(そのため、差込角が同じ1/2インチ=12.7mmを選んだ)。

 

 

 このスピンナーハンドル、何のための工具かと言えば、大きなトルクでナットを回すためのもの。てこの原理で、柄が長ければ長いほど小さい力で大きいトルクを生み出すことができるというわけですね。

 固くて回らないナットを十字レンチで必死に回して腰を痛めた(こちら参照)、ということのないようにと買い求めた。要はタイヤ交換時にラグナットをラクに緩めたい、ということなのである(ミロ号とトラ号で、緩めるべきラグナットは4本×4コ×2台=32コもある!)。そういう用途で使うことが多い工具なので、ブレーカーバーという別名があるわけです(だから、100cmを超えるようなものもあるようです)。

 

 購入したブツはアストロプロダクツの440mm。差込角(ソケットを差し込む先端のブロックのサイズ)は前述のとおり1/2インチ。これを、(ベリーチープに買った)トルクレンチの6掛けほどの値段で買った。

 本体にはキレイにメッキが施されていて、つるりとしたフォルムがきらりと映える。やや細身にも見えるが、持つとずっしりと重い。この辺り、裡に秘めた堅牢性が垣間見えるところである(トルクのかかる工具であるから、頑丈に作られているわけですね)。

 

 同じブツで各サイトを比較したら、最も安く売っていたのがヨドバシ.com。が、残念ながら “在庫切れ”。しかし、急がない(春にあればいい)のでそこで注文した。

 結局、注文から1週間で届いたので、言うほど待たされたわけではないのだが、それでも日々首を長くして待っていた。届いたものが所有欲を満足させるに足るステキなものでよかった(現物を見たことがないまま注文)。

 

 嗚呼、これを使って早く(ナットを)緩めたい……変な欲望ですね(笑)。

 

 *次回のエントリー予定の某家電購入記、お楽しみにっ!

ブロンズウィーク?

 3連休*1につき札幌に行ってきた。札幌行自体は土日でも(場合によっては日帰りでも)まああることなわけだが、今回は実家の母を誘って元日以来のカラオケへ*2

 

 元日の企画がうまくいったので、今回も食べ物やらを持ち込んで食べたり飲んだり*3歌ったり。母には前日、歌いたい歌をメモしてきてよ、と言っておいたのだがこれが大正解。選曲がスムーズでよかった。3人で3時間、計30曲ほど歌ってきた。

 

 夏に卒寿を迎える母なので、もちろんもろもろ衰えてきてはいる。ある部分については残酷なレベルである。が、歌うことについてはほぼ全盛期と変わらない(というのはちょっと言い過ぎだけど)。先日亡くなった八代亜紀さんの『舟唄』などを上手に歌った。ま、巧拙は問題ではない。楽しんでさえくれれば何も言うことはない。よかった。

 なお、私は来月中旬に例の 年イチライブ を控えており、そこで歌う曲を練習。今年は『栄光の架橋』(byゆず)をやる予定。

 

 

 実家の母のあとは妻の実家のお義母さん*4。こちらもやはりもろもろ衰えているのだが、食べることへの情熱は衰えていないどころか日に日に強くなっている。そこで、近場のファミレス(サイゼリア)に連れ出してぜいたくに*5外食してみた。

 写真は私がデザートに発注した「プリンとティラミスクラシコの盛合せ」=税込500円。美味かったっす。

 

 

 日曜の朝は、かの地はビックリするほどの大雪(警報も出た)。妻の実家(@清田区)で起床後は、朝から妻と2人で汗だくになって雪かきを。朝食後に外の様子を見てみたら、さっきキレイにしたはずが再びドカ雪が積もっていて流石は札幌。ここ道南とは降雪のレベルが全く違う。

 

 来週は22日が 結婚記念日(34年!)からの3連休となる。これはもう ブロンズウィーク と呼んでもいいかもしれない。

*1:実は今日も有給休暇を取っており、私は4連休なのでした

*2:そのカラオケの直後に能登地震があったわけですね

*3:呑兵衛の母は日本酒を発注していた

*4:2週間ほど前にめでたく卒寿に

*5:と言ってもサイゼなのでお安く

案ずるより

 先日エントリーしたTVキャンセラー、無事に落手した。
 

 

 
 オレンジ色のブツはパネル外しのためのヘラ*1で、その上の黒いケーブルの束がそれである。右はオールカラーの取説。
 
 
 届いたのは朝。出勤までまだ2時間ほどある。よーし、思い切って取付だーっ*2……15分後には完了していた。事前のイメトレが効いたかな(笑)。
 
 お陰さまで、動作確認できており、何の不具合も出ていない。案ずるより産むがやすし。今回の買物は成功であったというわけである。
 
 
 取付に当たっては、届いたブツに加えて、軍手とマイナスドライバーと養生テープを用意した。
 前のエントリーに書いたとおり、<DA裏のパネルを外して>→<配線部分にアクセスし>→<本来の配線に割り込む形でカプラーオンする>という手順。
 
 作業前にバッテリーのマイナス極を外すことをおススメします(外さなくてもできるけど万一ってこともあるし、その辺は自己責任でお願いしますね……)、という趣旨の注意がされていた。
 バッテリーを外すと、もろもろ相当面倒である(各種設定がデフォルトに戻ってしまったり)。そのためか、商品レビューでは外さなかったという声がほとんどである。メーカーがアップしている作業動画内でも外さないままで取付(自己責任で!という注意は入っているが)。というわけで、私もそのままで。
 
 必要箇所を養生してから、DA後ろのパネルの隙間にオレンジのヘラを入れて抉る。ビビっているとなかなか外れない。思い切って グイっ と。

 きっかけができれば、あとはわりと簡単に外せる*3。写真はパネルを外した状態(TVキャンセラー取付前)。
 

 
 このあとドライバーでDA本体を外してそれを手前に引き出し、裏の配線部分にアクセスする、というのが正しい手順のようだが、「ライズは本体を外さずとも裏側に手が入れられる」という情報があった(写真でも大きめの隙間が確認できますね)。
 隙間から手を入れて、配線を2か所外す(カプラーの爪を押さえながら引き抜くわけですね)。で、その間にブツを割り込ませる(爪を押さえながら差し込むわけですね*4)。
 
 外すのはまあ簡単だったが、差し込むのはやや手間取った。本体裏側が見えない(本体を外していない)ため手探りになるからである。うーん困った……が、スマホ画面を鏡代わりにして解決*5
 パネルを元に戻す前にエンジンを掛けて動作を確認した後、パネルをぱんぱんと押し込んで嵌めれば終了である。
 
 
 田舎道はTV受信が厳しいことも多いのだろうけれど(ラジオすらキツい場合もある)、何かのときにはきっと役に立つはずである。
 
 ミロ号がいよいよ充実の度合いを増してきましたよ、というご報告でした。

*1:なかなかしっかりとした作りで何かに流用できそう

*2:取り掛かる前にすでに何度か見た作業動画を改めてチェックした

*3:念のために用意したマイナスドライバーは使わずじまいだった

*4:オスとメスの形状になっている

*5:なお、この作業は助手席側に移動して行うとラクです

TVキャンセラー

 元日の地震のニュースを受けた今年最初のエントリー(こちら)で、TVキャンセラーの購入・取付を前向きに検討しようかと書いた。
 
 繰り返しになるが、走行中のミロ号のディスプレイオーディオ(以下DA)画面に、TV映像を映し出すためのアイテムである(走行中はデフォルトでは動画が映らないようになっている)。今回のような地震津波などの非常時に頼りになるのはもちろん、<隣に妻を乗せて数時間のドライブをする> というのが月に複数回あるミロ号にとっては、非常に有効なブツである。
 
 狙いのブツ(こちら。ちょっと高いが国産*1をチョイス)は定価7,680円……ちょっと高いなあ。あれば便利で幸せになれるのだがなあ……。買物に関しては 石橋を念入りに叩いてから でないと渡らないタイプの私であるから、いつものようにしばらくぐちぐち悩んでいたわけなのだが、数年前の自分自身に背中を押してもらって、遂にポチったのであった(念のため、今日のエントリーはポチったところまでです=ブツは未だ到着しておらず)。
 
 
 徒然なるままに読み返していた過去のエントリーに、「生活を便利にすることが確実なブツは、けちけちしないでとっとと手に入れたほうが幸せになれる」という一節を発見したのである(2018年の夏のエントリー「To buy or not to buy」=こちら)。
 
 
 今回躊躇していたのは、実はお金のことだけではなかった(もちろんそれが大きいんだけど。例の内職=ポイ活分で支払うわけだが、私にとっては大きな買物である)。別に2つ理由があったのである。
 
 

 その1は、取付 のこと。
 
 購入したブツをディーラーに持ち込んでお願いすればおそらくやってくれるだろう(そういえば、納車の際にはもろもろお世話になったなあ)。しかしもちろん、ある程度の出費が必要である。ここはやはり自力で済ませたい。
 そもそもこのブツは「簡単取付」というのが売り文句のひとつで、誰でも簡単にできますよ、ということになっている。しかしそうは言っても、やはり不安は残るわけですね(電装品だし*2)。
 
 <DA裏のパネルを外して>→<配線部分にアクセスし>→<本来の配線に割り込む形でカプラーオンする>だけ、ということなのだが、「パネルを外して」がまず厄介そうである。商品にはそのためのプラスチックのヘラが同梱されているようだが、要するに抉って外せということ。パネルのツメを折ってしまった、というような報告もないではない。元来不器用な私であるから、心配である。
 しかし、良心的なことに、商品には車種別の取付説明書(← 評判がいい)がついており、作業動画もアップされている(チェックしてみたら、動画内で使われているクルマがたまたまライズだった)。これは心強い!
 
 
 その2は、DA不具合 の危惧である。
 
 そもそもTVキャンセラーは車速を0に偽装したり、パーキングブレーキがかかっているように偽装したりする(そういう信号をクルマ側に送る)モノなのだろう。本来走っているものを、停まっていると “錯覚” させるわけである。

 であれば、各種センサーと連動する機器に何らかの矛盾 → エラー?が出てもおかしくない。DAにはナビゲーションシステムは入っていない(ナビはスマホのナビアプリ)から、そこまで臆病にならなくてもいいのかもしれない。が、精密機器であることは間違いない。
 
 気になるのは、半年ほど前からネット上では<TVキットを取り付けると、ある種のナビシステムに重大な不具合が出る>というような “噂” が飛び交っていることである。都市伝説の類ならいいのだが。
 念のため、メーカーに上記のことを(オンラインで)尋ねてみたら、その件は認知しているが不具合報告は出ていない、問題ないはずだ、との回答が得られた(回答は迅速・的確・丁寧・誠実であり、この辺からも良心的なメーカーであることが知れた)。これで石橋を叩き終えたというわけであった。
 
 
 ブツは27土に到着予定。翌28日*3にでも作業してみようと思う。首尾よくいくことを祈っていてください。

*1:調べてみたら京都の会社でした。懐かしい

*2:初めて買ったクルマに当時流行っていたウルトラマンのストップランプをDIYで取り付けたことがあったっけ

*3:この日から2泊3日の予定で妻が帰省

黒松内と蘭越

 この週末も札幌を往復した。年が明けて2週間にして3度目の往復である。今回は、実家はスルーさせてもらって妻の実家だけ。
 
 
 往路も復路も安全有利に国道5号を走った(先週の帰りもそうした)。
 
 自宅から90kmほどのところの交差点(旭浜交差点@長万部町)が、R5とR37の分岐点である。直進するとR5(ニセコ方面)、右折するとR37(豊浦方面)なのであるが、このR37は冬場はたびたび止まる。アップダウンが続く峠道で、大型車が事故ったりして道路を塞いでしまうのである(最近でも2度遭遇している。22年の12月=こちらと、23年の1月=こちら)。先週(帰り)もヤバそうだなと回避したが、果たしてR37(とその迂回路となるべき道央道)は通行止めになった。というわけで、今週もちょっとだけ(2~30km?)遠回りだがR5を選んだのである。
 
 R5を走ると、黒松内の道の駅(「くろまつない」)や蘭越の「峠の茶屋」を通ることになるので、往路は前者で焼きたてのパン(激辛カレーパンなど)を、復路は後者で握りたてのおにぎり(写真は梅おかか)をいただいてきた。
 

 
 おにぎりは、前にこちらでも紹介しているが、まことふんわりと握ってあって本当に美味しい。方向性はやや異なるが、深川の道の駅(「らいすらんどふかがわ」=こちらなど)といい勝負である*1
 
 札幌までの道のりは、(私の実家までだと)夏道なら「最短で4時間を切れるか」という距離感だが、冬道だと「下手したら6時間ほどかかるかも」というところ。札幌は、冬は遠いのである。
 
 お陰さまで、今回は好天の時間帯も多く、楽しいドライブでした*2(写真は「くろまつない」にて)。感謝感謝であります。

 

 

*1:が、深川のはやや高い

*2:しかし、燃費は伸びない…とはいえ20km/Lは何とかキープ

激動の…

*2024年になりました。私は年男です。今年もよろしくお願いします

 

 元日から大変なことになってしまいましたね。

 私は富山市金沢市にそれぞれ3年ずつ住んでいたため、報道される難読地名にも馴染みがある。もちろん知合いもいて、妻は発災直後からLINEで連絡を取ったりしている。

 

 夕方以降、正月特番的なものが多く吹っ飛んで迎えた2日も夕方に衝撃的な映像が。羽田空港で航空機が燃えている。新千歳発羽田行のJAL機だという。怖い。

 

 

 ……われわれはいつものように平和な大晦日を過ごし*1(写真は31日夜のご馳走…妹よ、ホタテ美味かったぞ!)、1日早朝に自宅を出て札幌に向かった。

 

 

 昼に実家(豊平区)に着き、母を拾って予約を入れてあったカラオケ店へ。そこで3時間飲んだり食ったり歌ったり。

 元々涙もろい母だが、高齢になって認知機能も低下しているせいかすぐに泣く。そうなると私ももらい泣きである(親父のことを思い出す場合も多い)。ま、楽しそうにしている母をこんなに長く見ていられたのは久しぶりだった。いい時間だった。

 

 で、母を実家に送り届け、妻の実家(清田区)にミロ号を走らせているときに地震のニュースが入ってきたのである。(その後にネットで話題となった)NHKの女性アナウンサーの緊迫した口調に事の重大さを認識した。

 

 ミロ号には、オプションで9インチのディスプレイオーディオをつけてあって、それでTV(フルセグ)を観ることができる。しかし、クルマが停止していないと(ギアがPに入っていないと?)画面が消える。事故防止の観点(運転者が画面を注視することのないように、ということ)からそういう仕様にしてある、というのが建前である*2

 

 しかし、<走行中にも画面が消えないようする>というニーズは強く、各メーカーからそれを実現するキットが売られている(下手したらクルマのアクセサリーカタログに載せてあったりする。TVキットとかTVキャンセラーとかいう)。

 少し前から、何かのとき(例えばそれが今回だったわけですね)のためにそのキットを取り付けようかなあと思ったりしていた(1年も前からほしいものリストに入れてある)のだが、今回のことで本当に購入・取付しようかなあと思ったことである(信頼性の高いキットで8,000円ほどのよう。取付は自力で)。

 

 元日夕方は妻の実家で地震のニュースを、翌2日夕方は飛行機事故のニュースを。で、3日朝に札幌を出発して無事に自宅に帰ってきた。

 

 お笑い系の番組や正月ならではのほのぼのニュースを観ない正月である。こういう年の初めは記憶にない。毎日をちゃんと生きていかねばならないということを再確認した正月休みである。

 

 *改めて、今年もよろしくお願いします m(__)m

*1:それにしても紅白歌合戦は不作でしたね…

*2:しかしそれならどうしてナビ画面は消さないのだろう。地図上の文字は小さく “注視” する可能性はTV画面よりも高いはずである