カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

車中泊@中央道上り屏風山PA

 1週間ぶり(笑)に再び車中泊ドライブしてきた。
 
 
 前回のエントリーに書いたように、長野に所用があったので、往復800km弱走った。長野には半年1回のペースで訪れているのだが、直近の2回は日帰りした(こちらこちら参照)。そこを今回は車中泊したというわけである。
 
 土曜の夕方に出発(私は午前中、妻は夕方まで仕事があった*1)し、先週と同じルート(R1→R8→R21)を走って、可児御嵩ICから東海環状自動車道に乗ったのが23時25分。土岐JCTから中央道に入った。
 
 晩メシはR1のかつや(こちらの大津瀬田店)で。大坂なおみさんの「カツが食べたい」に触発されて*2
 

 
 本当は小黒川PAあたりまで走ろうかとも思っていたのだが、日付も変わろうという頃合だしあいにくの雨だったこともあって、屏風山PAこちら)に泊まることに(京都から180km)。
 
 2度目なのでいろいろと要領はよくなったと思うが、なんだかんだで寝たのは1時過ぎごろになったかな。しかし、今回もトラブルなく普通に休むことができた(前回はちょっと寒く、今回はちょっと暑かったけど)。
 またまた雨だったので設営がやや不便だったが、まあどうということもない。コンビニのあるPAなので、起きてすぐそこで朝食をgetし、更埴ICまで高速を爆走(中央道 → 岡谷JCTから長野道)。
 
 
 所用というのは、来年卒寿を迎える伯母のご機嫌伺い。買物に連れ出し、昼食をご一緒した。伯母はうどんをご所望だったのだが目当ての店がClosedだったので、麺つながりでつけめんのお店(三ツ矢堂製麺こちら篠ノ井店)へ。
 
 私はまぜそば(いわゆる油そばですね)を発注したが、これが美味いのなんの。値段もリーズナブルだし、気に入りました(フィリピンやマレーシアにも出店しているようだが、関西には店舗がない…残念!)。
 
 
 
 伯母と別れ、更埴ICから長野道に乗ったのが13時53分。土岐ICで下りて、あとは下道をずっととことこ走って帰って来た。3連休中で混むかなと思ったが杞憂。ストレスフリーなドライブだった。
 
 
 そうそう、往路の途中で61,000kmに到達したのだが、60,000km-61,000kmの間の燃費で19.8km/Lを記録!! エコタイヤのお陰もあったかな(笑)。いずれにせよ大台が見えて来たぞと。

*1:妻は翌月曜も仕事だったので、3連休唯一の休みをこのドライブに充てたことになる

*2:オレンジ号の “食事” は大垣市近傍で。この辺りはどういうわけかガソリンが安い。それまで152円/L(セルフ)ほどだった相場が10円ほど下がった

車中泊@道の駅「信州蔦木宿」

 少し前から考えていた車中泊を遂に敢行した*1
 日曜に山梨県清里付近に所用があったので、<土曜の朝出発 → その夜を車中泊して → 翌日用を足して帰る>というプランである。今回利用した道の駅「信州蔦木宿」は長野と山梨の県境近く(長野側)にある。有名な車中泊スポットだそうな(こちら参照)。
 
 
 
 阪神大震災の年に、4人(大人3人+子ども1人=私・妻・妻の友人・その小学生の子ども)でニュージーランドを旅行をしたことがあるのだが、その際は現地でキャンパーを借りて2週間ぐらい(だったかな)車中泊ドライブをした。三菱のCANTERがベースのキャンパーは、シャワーありトイレあり(どちらも使わなかったけど)の本格仕様で、4人がゆったり “生活” することができた(写真は当時の三菱CANTER。実際に運転したのはこれを改造したもの)。
 
 
 マニュアル車で、通常の発進には2速を用いた。排気ブレーキや(ディーゼル車の)グローランプなど初めてのことも多く、当初は戸惑ったが*2慣れてくるとそれは楽しい珍道中だった。そうそう、思いがけず高さがあって、ショップの屋根に危うくぶつけそうになって肝を冷やしたりもしたっけ…(遠い目)。
 
 
 さて、今回の車中泊、“宿” はいつものオレンジ号である。フィットRS(GE8)は、全長3,915mm・全幅1,695mm・全高1,500mm*3のボディサイズ。押しも押されもせぬBセグメントの王道コンパクトカーである。これに、(サイズは小さめ*4だが)大人2人が寝泊りしようというのである。
 
 
 いくらなんでも無茶でしょう、と思ったあなた。チッチッチ。全然そんなことはなかった。非常に快適に一晩を過ごすことができたのであった。
 
 
 以下、<買物><ドライブ><宿泊>に分けてご報告することとする(なんか壮大な感じになってきちゃったな(笑))。
 
 
<買物>
 タイヤ購入の際のエントリー(こちら)に、「インフレータブルマットなどもポチった」と書いたが、車中泊をするにあたり、何点か購入したものがある。そのうち3つをご紹介。
 
 1)インフレータブルマット(こちら)×2
 要はエアーマット的なものであるが、展開時に空気を入れる必要がない(バルブを開けると自動膨張する)。使わないときは丸めておくのだが、そうするとサンドバッグ的な様相。ちょっと嵩張るがどうということはない。写真は開封前のものとバルブ部分を拡大したもの。
  
 
 購入したマットは8cm厚で、車中泊仕様にした際(後述)のフロアの継ぎ目を完全に吸収してくれた。実は事前に部屋で展開してみて、2晩ほど実際に寝てみたのだが、寝心地はなかなかであった。これは強く推奨できる。
 
 
 2)カーテン
 言うまでもなく、目隠しは必須である。フロントはサンバイザーに特大のバスタオルを挟めばいけるかな、と踏んでいた(実際想定どおりだった)が、サイドとリアはそう容易ではない。
 
 サイドについては、AUTOBACSで安価なカーテンを購入(2枚入りを2セット)。吸盤タイプの安易なものだが、十二分にものの役に立った。
 リアはその場で考えればどうにかなるかな、とバスタオルや洗濯バサミなどを用意して(文字通り)見切り発車したのだが、果たしてどうにかなった(笑)。
 現地で発見したのだが、オレンジ号にはリアシート上の天井にチャイルドシート固定用のアンカー*5が2つあった。そのアンカーを巧みに利用し、無理のない形で目隠し(フロント同様特大バスタオルで)をセットすることに成功したのであった。
 
 3)ランタン
 車中泊の必需品、といろいろなサイトで推奨されていたので購入。LEDの懐中電灯は3本あるし、正直なくてもいけるかなと思っていたのだが、ヨドバシカメラのポイントで(=実質無料で)手に入るので。購入したのはこちら
 
 
 明るいことはもちろん、小さくて軽く簡便で非常に重宝した。私も推奨しときます。
 
 …その他、ニトリの低反発座布団など、「普段使うために購入したが、実は車中泊にも活かせるかなと妄想していた」などというものもあるが、それはまた次の機会に。
 
 
<ドライブ>
 今回は、早朝に出て(タイヤの “皮むき” 的な意味合いも込めて)なるべく下道をとことこと、というコンセプトで走った(往路406km・復路400kmだった)。往路で高速に乗ったのは、中津川I.C. 〜 飯田I.C.までの40km強(例の恵那山トンネル*6=上り8,650m・下り8,490m)のあたりですね)のみ。
 
 道路は不思議なほど空いており、もしかしたら度重なる天災(西日本の台風や北海道の地震)に起因する自粛ムードなのかななどとも思ったりしたが、おそらくはこの後のシルバーウィークに向けて、皆さん英気を養っていた(散在することを自重していた)というところなのでしょう。
 
 下道を走ると地元の風景がよくわかり面白いものである。帰り道ではR21沿いのお店で名古屋メシを食うことができた(あんかけスパ)。初めて食ったがなかなかイケる(変な食べ物だけど)。かかっている “あん” はサルサソース的な味である。麺は2mmの極太麺だとか。写真は “パリパリチキン” とカキフライをトッピングしたもの。
 
 
 タイヤであるが、第一印象どおり「まろやか」「マイルド」といった表現が合う。よく言うと「しなやか」あるいは「ソフト」で、悪く言うと「剛性不足」かな。扁平率が上がった(厚くなった)ようにも思える。明らかに静粛性は上がり、長距離を乗った際に疲れづらいと思われる。また、ハンドルが軽くなったのも確実で、途中ちょっと運転を代わった妻がビックリしていた。
 気になる燃費は、今回の往復を終えたところで20.1km/L。山道も多かったしエアコンもかけ通しだった。また、いつもより荷物(車中泊グッズ)を積んで走ったことを考えれば上出来ではないかな。
 
 
<宿泊>
 コンパクトカーで168cmと151cmの人間が同時に横になるためには、「フロントシートを前に出して倒し、リアシートを倒す」のが常識的なやり方である(と思われる)。オレンジ号はリアシートがダイブインする(背面を倒すと、連動して座面が下がる)ので、天地方向の高さを犠牲にすることなく(荷室から連続して)フルフラットにできる(この際、若干の継ぎ目ができるため、上述のインフレータブルマットでそれを吸収しようというわけである)。
  
 
 なお、リアシートを倒す際はヘッドレストを抜いて、裏表を逆にして挿しておく。そうすることにより、リアシートとフロントシートとの間のギャップをなくすことができる。
 
 
 こうすると、前席背もたれの裏側を頭にして身体を伸ばすことができる。縦方向は、168cmの私がギリギリではある(1人なら斜めになれるので、もっといけるはず)。しかし、横方向は大人2人が横に並んでも全く触れることがなく広々。着替えたりする際はシットアップすることになるが、天地方向も余裕あり。
 写真は片側をフルフラットにした状態(荷室に滑り止めマットが敷いてあります)。わかりづらいが、テールゲート側からと前から。この上にマットを敷くわけですね。
  
 
 今回気づいたポイントとして以下を挙げておく。
 1)トノカバー
 車中泊仕様にする際は、作業の効率上トノカバーを外して行うべきである。が、出来上がった後はトノカバーは戻しておく。その方が “棚” として有効であるし、トノカバーそのものが邪魔にならない。
 
 2)目隠し
 後席に手を付ける前に、フロントウィンドウの目隠しをしておきたい。居住空間を作った後の前席空間はミニマムとなり、作業に骨が折れるからである。
 
 3)靴
 思いの外、置き場所に苦労した。リアシートヘッドレスト下(横になったときに頭の下になる部分ですね)には十分な空間があるのだが、インフレータブルマットを敷くなどした後はそこへのアクセスが難しくなる(自分の身体の下になる)。今後の課題である。
 
 今回は、いつもと違う方向から車内を眺めることとなったわけだが、各所にきめ細やかな配慮= “お・も・て・な・し” を見ることができた。上述のチャイルドシート固定用のアンカーもそうだが、いろいろな所にあるフックや小物入れ、また室内寸法を広げようとする工夫などなど。実によく考えられている。ホンダ恐るべし、である。
 
 
 車中泊、夏は現実的でない(暑い)が、春秋は快適に、冬は着込めばどうにか、イケそうである。事前に場所をリサーチするなどの必要があるが、いいものであった。長野に所用があるし、近いうちに再びチャレンジしたい*7
 

*1:最近評判の悪い車中泊なので、グッドマナーを心がけた

*2:交通そのものは慣れ親しんだ英国式:“ハンドル=右、車=左通行”

*3:カタログ値は1,525mmなのだが、ダウンサスを入れてある

*4:168cmと151cm

*5:調べてみたら、トップテザーアンカレッジというらしい

*6:日本で6番目の長さらしい

*7:あと一泊すればモトが取れる

震度7

 「平成30年北海道胆振東部地震」と命名されたようである。まさか、という思いでニュース画面を見ていた(現実感が薄かったのは、前夜に服用した睡眠薬のせいだったのかもしれない)。
 
 札幌市豊平区に住む両親にすぐに電話したがもちろんつながらない。同清田区の妻の実家もしかり。ややドキドキした。
 
 北海道全域が停電しているという。俄かには信じられない。そんなことが起こり得るのかと。
 
 
 
 19時半過ぎになって母親と話すことができた。とりあえず無事である。脱力した。

DUNLOP エナセーブ EC204

 先日のエントリー(こちら)で「近いうちに換えないと」と書いたタイヤを今日購入(履き替え)してきた*1
 
 
 Amazonで買えば安いなとか、アジアンタイヤに手を染めようかな、とかいろいろと考えてもいたのであるが、あえてAUTOBACSで。うつの調子も悪いため、一発アドレナリンが出るよう大枚をはたいてみたのであった。
 
 
 「自分の体と地面の間にあるものには金を惜しむな」などという。靴や布団、椅子などを考えてみるとなるほどなと思ったりする。タイヤもまさにそう。クルマのパーツの中でも最も重要なもののひとつであろう。
 
 
 タイヤは4年前に履き替えており(こちら)、オレンジ号として2回目の交換(新車時を含めると3セット目)である。とにかくサイズ(185/55/16)がレアなので選択肢が少ないのであるが、今回はいわゆる低燃費タイヤとした。タイトルの “DUNLOP エナセーブ EC204” がそれである*2
 
 
 
 まだ数キロ程度しか走っていない(笑)ので何も語れないのであるが、印象は「まろやか」。ハンドルが軽くなった感もある。私の車歴で履いたタイヤは(スタッドレスタイヤを除くと)ほとんどがスポーツ系のものだったので、乗り味がどうなのか楽しみである。
 
 
 ちなみに、次の週末は長野〜山梨への遠征予定がある。初の車中泊にチャレンジするつもりで、インフレータブルマットなどもポチった。果たしてどうなることやら…であるが、ややおだってきた私である*3

*1:実は今日はオレンジ号の定期点検のために神戸のディーラーに行ってきたのであるが、その際にメカの方にも「今月中には換えてくださいね」と言われたのだった

*2:福山雅治氏のCMでやってるやつ=こちらですね

*3:これはうつにはいい傾向ですね

一人ドライブ

 お盆明けに夏休みが終わり、仕事は再開している。やはりというべきか、そのタイミングでうつは明らかに悪化した。
 
 
 …最近ちょっとわかってきたことがある。調子が悪いときは声が出ない(大きい音量で話せない)ということである。職場で同僚と話す際など、自分で出した声の小ささにびっくりしたりすることもある*1。ガキの頃から、声(質・量とも)だけには自信があったのに、と残念である。
 
 歌う場合もしかり。そもそもマンションゆえ大声では歌えないわけだが、声が出る気がしない*2
 
 
 さて、現在妻が里帰り中につき一人の週末なのだが、好天だし、家で寝くたばってばかりいるのもよろしくなかろうと、思い切って一人ドライブを敢行した。何度も書いているように方向音痴の私だが、スマホ(=ナビ)があれば何とかなるべ、と。しかし、そこは小心者の慎重な私なので、目的地は近距離で何度も行っているところ(某道の駅)に設定した*3
 
 いつもと違うルートを通って行ったら、途中で通行止があって(先の台風の影響かな)迂回した道が “酷道”。半分涙目で離合不可能な道を走り抜けたら再び通行止…などなど想定外の大冒険となったが、なんとか無事に到着。
 
 そこで、持参したお弁当(妻が出発前に作って冷凍してあったおにぎりをチンした)とお茶で充実の昼メシを食い、復路は走り慣れた安全なルート(R9)でとことこ帰って来た。
 
 
 ドライブ中はいつもUSBメモリに詰め込んだお気に入りの曲をかけて(ときには熱唱して)いるのだが、今日はずっとBGナシで。運転することそのものをじっくり楽しんできたのでした。

*1:クラスでは、頑張って(それこそ叫ぶようにして)声を絞り出している

*2:ちなみに例のミニギター、毎日のように弾いていて、少し指が動くようになってきてます

*3:往復70km程度…のつもりが100km=3時間半ほどになりました

本州最南端

 仕事は夏のプログラムが一段落し、夏休みに入っている。世の中よりちょっと早めなことを奇貨として、この水・木と平日一泊ドライブを敢行した。目的地はとりあえず本州最南端=串本町潮岬(しおのみさき)である。
 
 
 早起きしてR1をとことこと。今回は行程も長くない(概ね往復600km弱)し、なるべく高速道路を走らずに。京都から、滋賀県三重県と走って和歌山県入り。道の駅でスタンプを押しながらのドライブは実に楽しい。太平洋を臨むこともでき、非日常を堪能。
 
 
 
 で、那智の滝へ。駐車場にオレンジ号を停めて、滝壺のあたりまで歩いて下りて行ったのだが、とにかく暑くて大変。しかし、流石に名瀑ではあった*1。一見の価値アリである。
 
 
 私は駐車場に戻ったあたりで熱中症気味となり、エアコンの効いた土産物屋で休憩。妻は飛瀧神社(ひろうじんじゃ)をぐるっと散策しに。
  
 
 
 その後、宿泊予定のホテルを通り越して、本州最南端の碑を目指して南下。天気予報でよく聞く潮岬へ。写真はデジタルなもの(iPhoneの画面…最下部の青●が現在地ですね)と実際の碑*2
 
  
 
 
 で、那智勝浦に戻ってホテル着。ここでマグロ定食的な晩メシをいただく(DHAはうつにもいいとか)。流石に本場。美味でありコスパもよろしい。
 
 
 メニューには、クジラ関係のメニューがいくつかあった(そういえば例の太地町に近い)。ベーコンかカツがあったら追加料金を払って注文していたところだったが、残念ながら。
 
 
 翌木曜も下道をとことこドライブ。R168はかつて”酷道”として知られたようだが、ところどころ離合困難箇所があった程度で、右に熊野川を臨みながらのほぼ快適ドライブだった。
 
 
 途中、“日本一長い吊橋”の看板を見かけて*3、「谷瀬(たにぜ)の吊橋」に寄ってみることに。
 
 
 スタート地点に「20人以上は危険」などと書かれているが、約300mあるため何人が橋の上にいるかはわからない(笑)。飛行機が苦手な私だが、高いところがダメ、というわけではない(浮いていなければ大丈夫)。風が吹いたりするとそれなりに揺れるがへっちゃらだった。意外なことに、妻は怖かったとのこと。
  
 
 
 
 暑かったが素敵な一泊旅行だった。オレンジ号はそろそろ60,000km。タイヤを交換してから、30,000km弱=4年弱経った。近いうちに換えないと。
 
 

*1:単独の滝としては日本一の落差とのこと

*2:なお、よく誤解されているようだが、日本最北端は北海道の稚内宗谷岬)ではない。択捉島のカモイワッカ岬であるのでお間違えなきよう

*3:最近さらに長い吊橋ができて、2番になってしまったらしい

出石皿蕎麦

 相変わらず暑いですね(3連続でヒネリのない書き出しのエントリー)。
 
 さて、タイトルの「出石」は「いずし」と読む。猛暑でたびたび名前の挙がる兵庫県豊岡市の地名である。道産子には全く馴染みがないが、かつて出石城の城下町だったとかで、今は “但馬の小京都” などと呼ばれているようだ。
 歴史関係は敬して遠ざけている私*1なので、今回は名物である蕎麦(出石皿蕎麦)を食いに出かけた話。38℃オーバーの中でのドライブだったので、快適とはいかなかったが、エアコンをガンガンたいて往復280kmほどを走ってきた。
 
 チョイスしたのは「沢庵」というお店。ちょっと入ったところにあったが、スマホ(=Google Maps)とよく目立つ看板?のおかげで無事に到着。
  
 
 「皿蕎麦」というだけあって、蕎麦はCDサイズの皿に少しずつ(2〜3口)盛ってある(一人前は5皿らしかったが、私は当然のように10皿発注した)。これをダシで、何種類かの薬味とともに食す。
 
 
 薬味は店によって異なるようだが、今回チョイスしたお店=「沢庵」では、塩・わさび・ネギ・大根おろし・とろろ・生卵の6種だった。テーブルの上には「はじめにそのまま、次に塩だけ、その後は…」と食べ方の作法?が書いてあった。
 
 蕎麦はシャッキリしていて美味い。ダシはもっと甘いのが好みではあるがまずまず。薬味群では塩がいい味だった。大根おろしが辛かった。
 
 二人前発注したからなのかそれともそういうものなのかわからないが、蕎麦猪口が2つ。とろろなどを入れるとダシがその味になってしまうので、使い分けられて重宝した。こういうところが「おもてなし」ですね。
 
 
 …今夏は北海道も暑いようですが、関係者のみなさん、どうぞ乗り切ってください。
 

*1:共通一次テストでは日本史を選択したが、テストに出ることしかわからない