カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

新しいフェーズ

 歌は世につれ世は歌につれ、などと言う。歌は時勢により変化し、世のさまも歌の流行に影響を受ける。
 
 
 クルマも人生のフェーズにつれて変化し、人生もクルマによって影響を受ける。
 
 
 ~結婚後ほどなく
 人事異動で初めての内地生活を経験することになった。持って行った札幌ナンバーのクーペに災難が続いて買替えを決めた際、知己のいない土地で、2人で陽気に楽しめるようにと、2シーターの 真っ赤なオープンカー を選んだ。バブルの余韻が冷めきっていないときでもあり、最上級グレードに盛りだくさんのオプションを奢った。後部座席のない愛車は、実用性は高くなかったが、おかげでイヤな上司のアッシーくんにならずに済んだ。
 
 ~18年半後
 京都の日本語学校で粉骨砕身する日々を送っていた。オープンカーがダメになってしまったとき、少し大人になった自分を顧みて、夕焼けオレンジ色の5ドアハッチバック を選んだ。6MTのRSグレードにスポーツサスペンションを入れ、車高を少し落とした。納車は東日本大震災直後のことで、“車中泊可能なクルマ” を選んだ偶然に感謝した。
 
 ~さらに11年半後
 北海道にUターンしてクルマは2台体制になっている。気づけばいいトシだ。低く構えた姿勢のFF車は、北の大地も元気に走り回っている。しかし、雪の季節だけは苦手だった。長く厳しい冬も含め、元気でアクティブに生きていきたい。まだ落ち着きたくないし老け込みたくない。
 そんなとき偶然に、必然の新相棒とめぐりあった。4WDでロードクリアランスの大きいコンパクトSUV。コロナ禍が続き先行き不透明な折、5ナンバーのリッターカー(純ガソリン車)はジャストサイズだった。これならぶん回せる。身の丈に合う。
 先進装備満載の最上級グレードを敢えて避け、中間グレードを選んだ。追加オプションも、記号性や見栄を排して必要十分なものだけに抑え、質実剛健を旨とした。
 

 

 
 
 
 ……昨日無事に契約してきました。ライズ=TOYOTA RAIZE ガソリンG 1.0ターボ4WD。良品廉価のダイハツ製だが、世界一の自動車メーカー=トヨタブランドである。
 
 
 カラーはナチュラルベージュマイカメタリック。実物はカタログ写真とはずいぶん異なる亜麻色ないし生成色。いずれにせよアースカラーである。北海道の大自然によく馴染んで、かつシブく決まるこの色を選んだ。
 
 
 命名についてはさんざん悩んだが、MILO(マイロ)号 とした。
 
 

 MILO=日本語では「ミロ」だが、英語圏では「マイロ」である*1。(飲み物の)色がそっくりであり、“強い子” になってほしいという気持ちを込めて命名した。
 

 
 
 納車はおそらくは9月の中~下旬。シルバーウィークに間に合うか、といったところ。この春~夏はオレンジ号と過ごす最後の季節になる(京都ナンバー*2ともお別れで、函館ナンバーになる)。
 
 
 
 …キリがないので今日のところはこの辺で。なおしばらくはこの話題が多くなります。お楽しみに。

*1:ニュージーランドに行ったときに「マイロ」と言われてわからなかったことがあったっけ…

*2:わが国最強