とりあえず、“ロードクリアランスが大きい4WD” のうち、よさそうなものを考えてみることにした。今までなら、ホンダのクルマを優先的に考えたところなのだが、今回はトヨタを中心に考える。
自分のクルマを持つようになって30有余年。原則として、この間ずっとホンダ党であった*1(こちら参照)。物心ついたときに家のクルマがN360だったこともあるが、本格的にファンになったのは本田宗一郎のストーリーを知ってからである。
バブル前後のCR-X(サイバースポーツ)やプレリュード(3代目)には憧れた。もちろん、かのNSXにも。結婚後に初めて買ったクルマは、DOHC-VTECが載ったインテグラ(E-DA6)だった。デルソルも(世間的には大の不人気車だったが)私のカーライフにはジャストフィットだった。
しかし、ここ何年かリリースされるクルマは、私には退屈に思えた(狙いのカテゴリー=ロードクリアランスが大きい4WD=に当てはまるヴェゼルなんかにも全くそそられなかった)。
最近のクルマでいいなあと思わされるのはトヨタ車である*2。SUVで言えば、RAV4、ヤリスクロス、もちろんランクル(買えないけど)。さらには、まったくニーズが合わないが、カムリなんかもシブいな、いいクルマだなと思ったりする。
昔はオッサン臭く、敬して遠ざけたいクルマが多かったトヨタだが、豊田章男氏が指揮を執るようになってからのトヨタは、明らかに変わった*3。
もともと、いくつも超がつく一流のメーカーであり、クオリティには何の不安もない。年齢的に、“最後のクルマ” になる可能性もある。やはり “世界一の自動車メーカー” のクルマを知らないまま死ぬわけにもいくまい*4。
買替えを考え始めるしばらく前から漠然と、次のクルマはトヨタを中心に考えるのがいいかな、ホンダはもう卒業でいいかな、などと思っていたのであった。
~ その3に続く ~