カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

うどん県

 正月休みが異例に長い職場。この間、仕事はたくさんあるものの、ストレスを解消しておくというのが最大の仕事ではある。というわけで、Uターンラッシュがすっかり終わった日曜早朝から四国へドライブに行ってきた*1
 
 目的は、1に金毘羅さん、2に温泉、3にうどん、4に骨付き鳥である。
 金毘羅さんは4年ほど前のフルムーン旅行中に詣でて以来(こちら)であるが、その際は本宮まで(785段)で引き返した。今回は奥社(1368段)まで上ること=完全制覇が目標である。
 骨付き鳥というのは、知る人ぞ知る丸亀市ソウルフード。道産子なら、鶏の半身揚げを想起されたい。焼きと揚げの差はあれどよく似た一品であった。
 
 朝5時過ぎに家を出て、名神道→中国道山陽道→瀬戸中央道と高速を乗り継ぎ、途中でうどんを食したりして、昼前には目的地(琴平町のホテル)着(ざっと280kmほど)。
 
 うどんはこの後も食ったが、ここ(中村うどん)のが最も美味だった。
 私はかけを発注したが(200円)、期待を裏切らない味で文句ナシ。うどんそのものもノドごしよく、美味いことは言うまでもないのだが、特筆すべきはダシ。美味かったなあ。
 …ただ、(いかにも本場らしく)セルフサービスだったので、例の“チャッチャッチャッ”も客が自分でやらねばならない。私には無理なので、そこは妻にお願いすることを余儀なくされた。
 
 ホテルの駐車場にオレンジ号を停め、杖を借りて(そういうことのできるホテルを選んだ)てくてくと。
 本宮までは30分、奥社まではさらに30分であった。私は脚はどうということはなかったが、心臓がドキドキして苦しかった(妻は脚にキたようで、今も跛行気味である)。
 まだ歩き始めたばかりと思しき幼児やすっかり腰の曲がった老人もいた。毎年言ってるが、運動不足解消が今年のテーマのひとつ。せめて歩くことぐらいは毎日続けたいところである。
 上から札幌の両親にあけおめコールを。母は昭和29年にやはり一番上まで来たとのこと。
 写真は一応、全部上りましたの証拠ということで(右は黄色矢印部分を拡大したもの)。
  
 
 で、再びうどんを食ってからチェックイン。大きいホテル(琴参閣というところ)だが細やかな心遣いが行き届いており、いいところだった。お迎え饅頭もこんなに(写真は1人分)。
 
 また、部屋が広いのなんの。2人では持て余す。正月期間を外れたため、大変安く混雑もなし。温泉でもゆったりとできた。こういうのを幸せというのかなというぐらいのいい時間を過ごすことができた。
 
 翌日はチェックアウトして骨付き鳥へ。朝バイキングを力一杯食ったので、お腹が空くまでちょっと時間を潰したり。
 で、乗り込んだのはここ(一鶴)。骨付き鳥は、「ひなどり」と「おやどり」の2種があって、前者の方が柔らかい。後者はやや硬いが味が良い。両者をひとつずつ発注してかぶりついたが、私好みのB級感あふれる一品。しかし、店は高級感あって妙な感じではあった。
 
 
 帰りは鳴門まで下道をトコトコと走った。途中、津田の松原という道の駅(こちら)で小休止したら、それは見事な松原が(名所らしい)。文字通りの白砂青松。何となく正月っぽくないですか。
 
 
 さて、今年もいい感じでスタートした。明日からは仕事である。懸案事項は山ほどあるが(今日上司から電話連絡もアリ)、360日ぐらい経てばまた年末である(笑)。心穏やかにして、それでいてキビキビとやっていきたいものです。

*1:昨年は大分は別府温泉に行ったっけ(こちら