カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

弦レビュー

 この週末はいろいろと落ち着かなかった。落ち着かなかったが、意識して “休日らしいこと” をしようと考え、こげ器の弦交換をした。

 交換作業そのものは、よしやるかと思い立ってから20分程度しかかからないので、平日でももちろん可能である。しかし “ギターの弦を交換する” という響き、何となく “休日っぽい” と思いませんか?

 

 今回は、激安弦を張ってみた(もらいもの)。Ariaのライト弦(12-53)=AGS-203L である。3パックセットで800円以下*1! 1パックあたり250円ほどである。安い(概ね通常の弦の1/4程度)。しかも、こんなに安いのにフォスファーブロンズ!

 

 張る際にも、弦に変な癖もなく、柔らか目で張りやすいなと感じた。肝心の音は、コイル感はイマイチではあるが、腐ってもフォスファー、煌びやかなシャリーンとしたサウンド。張替え直後の陶酔感は確かに薄いが、悪くはない。少なくとも「あ、次はないな」という評価ではない。

 

 劣化スピードがどの程度かというのが問題だが、価格を考えると3週間ももてば御の字である。今のところ好印象なのでもしかしたら、ストックしておく、ということになるかもしれない*2

 

 参考までに、過去に張った弦のうち何種類かの印象を、日々の記録から拾ってみる*3。いずれもライトゲージ相当(名称はMediumだったりする場合もあるが、0.012-0.053~54あたり)。

 

Ibanez:IACS6C=ブロンズ

 張り替え直後はイマイチ感あるも3w経過後あたりからいい感じに。音量はやや小さめ? 悪くはないが積極的に選択することもないか(購入額:700円程度)

*ERNIE BALL:2146=フォスファーブロンズ

 音質は軽めでややもの足りない気もするが、テンション弱めで指が痛くない。5wで音にやや濁りが出、チューニングが気持ち合いづらくなった。コスパを考えると悪くない(購入額:800円程度)

*MARTIN:MA540=フォスファーブロンズ

 張り替えた直後の音はD'Addarioにはない感動的なもの。たとえば4弦のコイル感がスゴイ。やはりMartin。なかなか死なないし、数週間を経てシブい鳴りに(8w間近でやや濁ってきた)。特にピッキングがよく鳴る(購入額:900円程度)

*D'Addario:EJ16=フォスファーブロンズ

 安定してるが今一つ華がないか。張替え直後の感動が薄い。6wで弦が死んだ。しかし、やはり安定は安定(購入額:800円程度)

*DARCO:D220=フォスファーブロンズ

 きらびやか。張替え後、指の負傷で6-7wは弾けず。その後から再び弾き始め、交換から16w経過後もまだイケる。19wで替えたが、よくもった。最後まで死ななかった。最有力か(購入額:800円程度)

YAMAHA:FS50BT=フォスファーブロンズ(コーティング弦)

 国産ブランドとして考えると製品精度が低め。張力が緩く感じられ、指が痛くない。黄色い弦で新鮮。5wで1弦2弦に錆び? 7w目ぐらいからチューニングが合いづらくなるが音は悪くない。安ければ、という感じかな(購入額:1,200円程度)

*MARTIN:MA140=ブロンズ

 80/20らしく、ピック弾きだとバリンっとワイルドないい音。指弾きでアンプを通すと繊細さも。持ちによっては有力かも(購入額:800円程度)

 

 

 ……ここでこげ器の写真を載せるといいのであるが、撮影を失念したので、ミロ号の運転席にて撮影したものを載せときます(見事に脈絡なし(笑))。オレンジ号の助手席ドリンクホルダーに鎮座していたカンガルー、ミロ号へ移って来ています。

 

 

*1:サウンドハウスで今日現在の価格=800円。これに80ポイントがつくから、正味720円

*2:このところの円安の影響か、最近は弦も値上がり傾向だし

*3:ウチのこげ器との相性もあるので、言うまでもなく個人の感想です