カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

カスタマイズ

 先週、前回書いたように択一模試が終了した。また、塾の方も、2学期の期末試験&3年生の学力テストが終わった。これで胸につかえていたものが少し取れ、この1週間は時間的にも比較的余裕があって、平和に過ごせた。
 
 だからというわけでもないのだが、今週は、例のスマートフォンのカスタマイズに精を出していた。購入以来1ヵ月を経、少しずつ使えるようになってくると同時に、ここがこうだったらもっと便利なのに…という(ぜいたくな)不満も感じつつあり、いよいよ本格的に弄ってみようというわけである。
 
 再三書いているが、私のケータイは、電話というよりはパソコンに近い。パソコンに近づいた分、ネガティブ要素(=重い/デカい、バッテリの持ちが悪い、使い辛い等々)も多いのだが、その一方で、ケータイ電話には真似のできない機能性/拡張性を備えている。そのままでは扱いにくいモノであることは確かなのだが、そこに自分なりに手を入れて使い勝手を向上させていくことができるという柔軟性こそがスマートフォンならではのウリなのである。
 
 一般に、こういうガジェット(私の訳によれば「小型携帯用電子機器」)は、男の子の工作本能?を刺激するものである(私のような文系人間でも、機械イジリは嫌いではない)。その点、私のケータイも典型的ガジェットであり、熱狂的なファンが多数存在し、ネット上では専用のサイトがあり、専用のフリーウェア(無料のソフト)が数多く出回っている。今回、そのいくつかを導入してみようというわけである。
 
 詳しく述べてもこのページを読んでいる人には意味が薄いと思われるので、以下にごく簡単に、入れてみた数種類のアプリケーションソフト(アプリとかソフトとか略されることが多い)を紹介させていただく。
 
 1)ファイルを操作するアプリ(Windowsでいうエクスプローラみたいなもの) →標準でついているものが非常に使いにくいので
 2)バッテリやメモリの状態を表示するアプリ →スマートフォンのアキレス腱なので
 3)本体メモリ内に溜まった不要なフォルダ/ファイルを削除するアプリ →実行メモリ不足を解消するため
 4)待受画面にカレンダーを表示するアプリ →標準でついている予定管理ソフトと連動していて便利なので
 5)待受画面上に付箋のようにメモを置いておけるアプリ →標準でついているメモを開くにはキー操作が必要なので
 (このほか、購入後すぐ、あるボタンを押すと、画面をoffにすることができるというアプリ(→バッテリ消費を抑えるため)を入れてある)

 
 この結果、待受画面は写真のような状態となっている(実際は、解像度が高い(VGA)ため、文字などは写真よりも数段読み取りやすい)。背景の写真は、<私と妻が仲良くダンスをするの図>…ではないので念のため(笑)。
 
 この機種のユーザは、十分な知識/技術を持っている方々(「こういう機能が欲しいな…じゃあ自分でソフトを作るか」という具合)が多いようで、サイトを見ていると非常に勉強になる。また、古き佳き時代の日本が残っているとでもいうべきか、彼らが自作したソフトは、無料という場合がほとんどである(ネット上で公開してくれている)。ソフトの出来は、安かろう悪かろうでは決してなく、十二分に市販に堪えるものなのに、である。やはり、パソコン通信時代?の相互扶助の精神?が根付いているということなのだろうか。ユーザとしては大変嬉しいが、申し訳ない気がしている。
 
 ソフトウェアについては、上記1)及び2)を導入したことで、今後もいろいろ試せるようになった。ハードウェアとしては、スタンドは自作した(笑)ので、他にとりあえずUSBホストケーブルを購入したい(これにより様々なUSB機器と接続が可能になる。とりあえずUSBメモリが読めるようにしておきたい)。
 
 前にも書いたが、このような「夢のようなモノ」を極めて安価に手に入れられる時代になったのである。未来がきたんだなあと思う。未来を生きる人間が古いままではいけないだろう。私もそろそろ頭が固くなってきているが、反省しなければならない。
 
 
 さて、頭の固さを反省したところで、先週の択一模試の結果(合推及び偏差値等)が出たので、こちらについても反省してみる(笑)。下表をご覧いただきたい。なお、表中の「平均」というのは、受講者全体の平均点ではなく、合格経験者の平均点である。
 

得 点 偏差値 順 位 平 均
総 合   54  66.9   10  47.6
憲 法   17  63.2   37  15.6
民 法   19  68.0    7  15.7
刑 法   18  63.6   17  16.3

 
 順位を見ると、結構優秀な気もする(総合で全国10位)が、実は受講者が541人しかいない(去年は965人)。受講者の少なさからも、<旧試験=終わった試験>であることが知れる。また、合格経験者の平均点の高さから見て、問題が易しかったことは間違いないようだ(そもそも、問題は新作ではないわけだし)。
 
 しかし、今回、「外で模試を受ける」といろいろと得るものがあるなあ、と改めて実感させられた。ダレ防止という意味も含めて、来年は、場合によっては月に一度程度、外で模試を受けてみようかなとも考えている…どうせタダだし(今回の結果により、1万円以上の金券がもらえることが確定したため)。
 
 ま、いずれにしても、まだ11月である。結果を分析したり対策を考えたりする意味はあまりない。まあそれなりによかったな、とヘラヘラと受け止め、気持ちを切り替えて前に進もうと思う。