カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

アタック60

 母の日からちょうど半年経った昨日、毎年恒例の(笑)無料択一模試を受けてきた。
 
 折りしも先週は今年度の旧司法試験の最終合格発表があったり、来年度の旧試験の要項が発表されたりして、改めて受験生であることを自覚せざるを得ない週であった。最終合格者は248人とのことで、対出願者合格率は、遂に1%を切った(248/28,016≒0.885)。「100人が受けて1人入るとはいえない」という状況だったことになる。もう形容のしようがないが、殺人的な倍率ではある。そして、この数字は来年はさらに厳しいものとなる。
 
 私のスタンスも、「何を犠牲にしてもとにかく合格を目指す」というものでは、すでにない。もちろん、可能な限りの努力は惜しまないつもりだし、「合格したい」という思いは逆に強まっている(一般に、数字が厳しければ厳しいほど人はやりがいを感じるものである)。しかし、以前のように、「合格しなければ」という気持ちは正直あまりない。その意味では、1,500人合格のボーナスチャンスを逃してしまった時点で、気持ちは切り替わっている(撤退を考えた時期もあったし)。
 
 さて、昨日の模試。毎年、時期的なこともあって勉強せずに受けることになってしまうのだが、なぜかそれなりに点数/偏差値がいい(詳しくは覚えていないが、全国順位一桁=2万円の金券ゲット、ということもあった気がする)。しかし、今年は例年にも増して勉強しておらず、流石にここ数日はちょっとだけ必死に勉強した私である。
 
 そういえば、引っ越してから初めてのアスティ行きである。往復はバスを利用してみた(片道たっぷり30分以上は本を読む時間があって、正解だった)。
 
 このように非常に不安だったわけだが、試験は非常に簡単で、今の私ですら16:00過ぎにはひととおり終了(試験終了時刻は17:00である)。そこからじっくり30分程度見直し/再検討を経て、16:30分にはマークシートを提出した。ひたすら簡単だったので、自己記録の更新もあるかな?などと思っていたわけだが、そうは問屋が卸さない。帰りのバス内で自己採点してみたところ、各科目満遍なく間違えていた(笑)。
 
 憲法は17点。間違えたうち、知識個数問題と論理問題は正解すべきであった。民法は19点。唯一不安だった論理問題を外した。刑法は18点。再検討の際に答を変更したものは、やはりというべきか変えていなければ当たりだった(この辺は反省のないところ)。
 
 17/19/18=54点は、時期を考えるとよく取れた方である(自己記録の更新はならなかったが、タイ記録ではあった)。こんな状態では、本試験は全く戦えないのだが、ひとまずはよしとする。しかし、この難易度であれば、合推点は52〜3点になってもおかしくない(前述の倍率の件もあるし)。私も春ならほぼ満点が取れたはずである。
 
 ま、とりあえずは無事終わった。日々練習ばかりやっていると、たまには試合をしたくなるものである。半年振りの試合は、紅白戦とはいえやはり刺激的で楽しかった。