カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

工作

 1ヵ月ほど前に入手した新しいケータイ電話。前にも書いたように、ケータイといっても、「電話とパソコンの混血児」的なものなのであるが、やはり非常につかえるツールである。わずかな期間しか使っていない私だが、「もう普通のケータイには戻れないな」とさえ感じている。
 
 パソコンのデータと適宜同期を取っているので、(必要な分だけであるが)「パソコンを持ち歩いている」のに近い安心感があるし、ペン入力もできるので、手帳代わりとしても機能している。私はスケジュール管理が苦手な人間で、大学を卒業してから20年以上、毎年手帳を買い換えて利用しているのだが、来年からは手帳は買わずに済ませようとすら思っているぐらいである。
 
 ただ、分かっていたとはいえ、不便に感じる点もなくはない。その筆頭は、電話として考えた場合の携帯性の悪さである。
 
 重さ/デカさもさることながら、折りたためないことがこれほど不便とは思っていなかった。液晶部分が常にむき出しなので、(液晶保護シートはもちろん貼っているが)ポケットに放り込む、というのが心理的にやりづらい(物理的にも、であるが)。
 
 カバンに入れて持ち運ぶ分には、負担にならないサイズだし、そのためのソフトケースもついているのだが、かかってきた電話を受けるにはやはり不適当。やはり、二つ折りスタイルがこれだけ広まっているのは、それが最も機能的なカタチだから、ということなのだろう。ま、市販されている専用ケースの中には、ケータイ電話としての機能を損なわないまま端末が保護できるというものもあるようなので、そういうものを購入すれば済む話なのではあるが。
 
 携帯性を犠牲にして得たものは、「本体をスライドすることでキーボードが出せる」というギミックであるが、このキーボードは実に使いやすい。ケータイ電話のキー(ダイヤル部分)を使っての文字入力は本当にかったるいので、このキーボードは一度使うとやめられない。「携帯性をとるか、キーボードをとるか」と問われれば、私なら後者を優先したいので、そう考えれば、この点の不満はさほどのものではないということになる。
 
 そうはいっても、持って歩くとき以外も、このサイズ/形状は実は厄介である。その辺に置いておくと、テレビのリモコンと間違えそうだし、何かのときにコーヒーでもこぼして悲惨な目に遭うかもしれない。
 
 同機種オーナーの皆さんはどうしているのかとネットで調べてみたら、やはり色々工夫されているようで、自作したり、何かを流用したりしてスタンド(電話台)を用意している様子である。そこで、私も得意の百均作戦。ちょうどよさそうなサイズの木製の箱を買ってきて、ちょっとカスタマイズした結果、素晴らしいものが出来上がった。
 
 下の写真をご覧いただきたい。専用台のような趣ではないか!

 ふた部分には電話の名前を
 

 正面から見たところ
 

 後ろから
 
 
 いやぁ、35年ぶりぐらいに納得のいく工作をした。ケータイのカタログからロゴを切り取って、両面テープで貼り付けただけなのであるが…。
 
 できればもう一つ購入して、そちらは充電台として使ってみたりしたいなあ、などと夢見る(機種変更前まで使っていたケータイの充電台をうまく加工すればイケそうである)のであるが、そういう本格的な工作は私の限界を超え、もはや親父の領域となる(その方面では、私の中では彼は神様のような存在である)。そもそも、こういうことに現を抜かしている時間はない。今度の日曜は択一模試なのである。
 
 というわけで、勉強に戻ります。