カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

車歴

 大相撲の八百長問題に関連して、“公益財団法人”がクローズアップされたりしている。私が今取り組んでいるのがまさにそれ。前回も書いたが、いよいよ認定審議の段階に入り、気の抜けない毎日となっている(いついつまでにこれこれを提出せよ、という指示が入る)。
 間の悪いことに、現在ちょうど、全く別の案件(外部プログラムや校内イベント)で忙しい時期。それぞれが結構な重さなので、ストレスフルな日々である。
 
 というようなことを書いていると、せっかくの週末にゆっくりできない心持ちとなるので、現実から逃避すべく精々楽しいことを考えることにする(この土日にせねばならない仕事もあるんだけどね)。
 新車がやってくるまであと1ヶ月半弱というタイミングでもあるし、過去乗ってきたクルマを振り返ったりしてみようかな(といっても、クルマのオーナー歴25年弱のうち18年半は今の愛車に乗り続けているわけだが)。
 
 最初に所有したクルマはコレ。
  
 City1200Rシルバー5MT:E-AA(中古)。HONDAのディーラー@札幌市豊平区で購入。
 コミコミで30万ぐらいだったように記憶している。ハンドルにパワーアシストがついておらず、駐車時などはクソ重かったし、クラッチペダルも気合を入れて踏まねばならない感じで、各種操作系がなべて重かった。また、必ずしも程度がよくなかったので、ボディなどは買ったときから錆が目立っていた。しかし、「クルマを所有している」という悦びは何物にも代えがたかった。
 後付けのデッキ(前のオーナーによる)でお気に入りのテープを鳴らしながら支笏湖へ、というのが土日の楽しみだったっけ。67馬力のエンジンは700kgを切る(!)車体には十分で、走りは力強かった。
 残念ながら、購入直後からオイル上がりが見られ、早々に手放したが、クルマの楽しさを教えてくれた記念の一台である。
 
 次のクルマはコレ。
 
 City1200GGブラック5MT:E-GA1(中古)。HONDAのディーラー@札幌市西区(最初のCityとは別の店)で購入。
 この営業マン(後に支店長)とはこの後長い付き合いになる。次のクルマも彼から買ったし、姉貴も何台かお世話になっているはずである。いくらだったか覚えていないが、前のCityの倍ほどだったか。
 このCityはとにかく「軽い」クルマだった。ハンドルやクラッチもそうだが、クルマそのものが(良くも悪くも)軽かった。絶対重量は前のCityの方が少し軽かったはず(このCityは700kg)なのだが。
 走りもピュンピュンと軽快で、76馬力の16バルブエンジンがよく回った。ちょっとリッチになったので、オーディオを載せ替えたりもしたな。このCityで道内はほぼ網羅した(年に3〜4万kmは走っていた)。
 もともと2ボックスのクルマが好きな私だが、このスタイルは今でもほれぼれする。インテリアも簡素ながら、小さく安いクルマとしては文句ナシで満足度も高かった。ただ、絶対的なサスペンションストローク不足は明らか(そこを犠牲にしてスタイルを手に入れたということか)で、荒れた路面ではピョンピョン跳ねた(タイヤも12インチと小さかった。今考えれば、インチアップする手もあった)。冬道は文字通り手に汗握る運転を余儀なくされた(平岸街道走行中、雪山に突っ込んだことがあったなあ)。
 
 次はこれ。
   
 Integra1600XSi3Drブラック5MT:E-DA6(新古)。HONDAのディーラー@札幌市西区(2代目Cityと同じ店)で購入。
 新車ではなかったが、ディーラーで登録しただけの新古車(納車時点で10kmも走行していなかった)で、上の営業マンから「いいブツがある」と教えてもらって衝動的に?購入(バブっていた)。
 これまでの2台と比べて2つ以上車格がアップし、明らかに別物であった。サイズも全長(4,390mm)・全幅(1695mm)とも相当拡大し、従来のように“思い通りに取り回す”ということが難しくなった(ぶつけないかなと心配になった(笑))。
 エンジンはNAとして驚愕のリッター100馬力(1.6DOHCVTEC(B16A))。慣らしを終えて、初めて高回転側(約5,800rpm)まで回したときの衝撃は今も忘れられない。高速道路の本線合流が何よりの楽しみになった(今の愛車も基本的には同じエンジン)。サスペンションもしなやかになり、Cityのときのような不安感が消えた。
 他にも、本革巻のステアリング、フルオートエアコン、ブロンズガラス等々フル装備。率直に言って、ちょっと俺には贅沢だなと思ったりしたものである。
 エンジンが飛び抜けてスポーティなので、そちら方面にばかり注目が集まっていたクルマだが、2人分のスキーが普通に積めるなど、実は「実用的」なクルマであり、完成度の高いものだった。すっかり満足しきっていたのだが、立て続けに“事故”(停車中に助手席側にドスンとか、駐車場に停めておいたら子どものいたずらでフロントガラスにヒビとか)に見舞われ、買い換えるまでの期間は短かった。
 
 こうして今の愛車(CR-XDelSol1600SiRTTレッド5MT:E-EG2)に至るわけである。
 
 
 次のクルマは久し振りに“後部座席のあるクルマ”である(初の4枚ドアでもある)。前にも書いたが、MT車が買えるのも、もう最後かもしれない(ガソリン車が買えなくなる可能性も?)。今の愛車以上に長く乗りたいなあ。