カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

慣らし(ほぼ)終了

 先週末納車なった夕焼けオレンジ号であるが、この週末を利用して慣らしがほぼ終了。オドメータが920kmほどになった。来週末あたりに、オイル交換兼初回点検に神戸(のディーラー)まで行って来ようと思う。
 
 納車日に200kmほど走ったことは前に書いたが、その翌日は山中越えから湖西道路を行ったり来たりして約120kmゲイン。水・木曜日は早く帰れたので、夕方から市内を流したりした(合わせて50km弱)。
 で、この土日は一周280kmほどのルートを二周した(2日ともほぼ同じルート:R9から京都縦貫道を北上。兵庫県を通って福井県をかすめ、滋賀県入り。琵琶湖のほとりを走ってR1から帰宅。地図参照)。
 年度内無料(社会実験)という高速道路が走れたので、効率がよかった。気になる燃費は、平均17.4km/Lと期待以上。
 
 以下、主に走りについて少しインプレッションを。
 乗り込んでエンジンをかけたときの第一印象は“静か”。タコメータを見ないとエンジンがかかっているのかどうか分からない、というと言い過ぎだが、まあ静かなことこの上ない。走り出すと、ボディ剛性の高さを感じる。道路の凹みを通ってもみしりともしない。この静かさと剛性の高さは、ベーシックカーの王者カローラ(妻の実家のクルマ)以上であると思う。
 エンジンは、低速トルクがたっぷり(ロングストロークのSOHCなので当然といえば当然か)で、非常に気持ちよろしい。では上の方が回らないかというとそんなことはない。そこは流石にホンダエンジンで、うっかりしているとタコメータがすぐ上昇する(今日は高速の合流でレッドゾーン手前まで回してしまった(笑))。デルソル(超高回転型のB16A=1.6DOHCVTEC:7,800rpmで170psを発生)とは全くキャラクターが異なるものの、ストレスが溜まらない。
 6速MTはストロークも短く、カチッカチッといい感じに決まる(シフトが遠いという噂が出ているが、私の体格・ポジションでは気にならないレベル)。圧倒的にCVTで乗られると思うが、MTを選んだ少数派はニヤリとできると思う。
 足回りはもう少し固くてもいいかなとも思ったが、操縦性と乗り心地のバランスを考えるとベストチューンなのかとも思う(モデューロのスポーツサスを入れたのは正解だったということだと思う…ノーマルは柔らかいそう)。
 シートも固くてガラス腰の私にはありがたい。バケット仕様ではないが、身体が振られて困るということもない。ただ、ヒップポイントの高さに慣れるにはしばらくかかりそう(前が前なので…)。
 ハンドリングは、高い剛性のお陰?もあって極めてよい。前後DWBのクルマを2台乗り継いだので、スペック(前:マクファーソンストラット式、後:車軸式)的にはやや不安だったが、杞憂だった。ハンドルもよく切れる(16インチ!のタイヤサイズを感じさせない小回り性能)。
 
 敢えてネガもいくつか書いておく。
 ・DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)は不自然さを感じさせない、と前のエントリーで書いたが、回転落ちが若干遅いかな
 ・アルミペダルについては、AペダルとBペダルで若干高さが違うので、ヒール&トゥがやりにくい(この辺は慣れか)
 ・ブレーキはデルソルと比べるとやはり少々劣る(デルソルのブレーキは恐ろしく効いた)…が、本格的にはアタリがついたこれからかな
 
 トータルでは、「バランスのいいクルマ」ということができるように思う(だからこれだけ売れているということか)。そういうクルマは概して「面白みがない」ということになりがちだが、RSならそういうこともないだろう。ホンダは本当にうまくやったなと思う。
 
 今日、立ち寄った道の駅の駐車場で夕焼けオレンジ号を愛でていたら、マイナー前のFITオーナー(私より一回りほど上のおじさん)が「新型かい?いい色だね」*1などと話しかけてきた。何かいい感じだったなあ…これが“フィッ友”かな。
  

*1:これを読んだ妻から、これでは北海道弁だとのチェックあり。「新型なん?ええ色やね」と修正しときます