先週大きな買い物をした。何かというと、クルマ（新車）。車の購入は92年の7月以来である。神戸のあるディーラーで契約した。“クルマを買うなら現金払い”を旨とする私なのだが、薄給の上に不景気で、今回は相当厳しかった。去年満期になった保険のお金を一定額残しておいてくれた妻には感謝せねばならない。
なぜ神戸かというと、10月に神戸まで走った際に愛車デルソルのクラッチが故障し立ち往生。JAFを呼んで最寄りのホンダディーラー（工場併設）にレッカーしてもらった（こちらのエントリー参照）のだが、今回はそのディーラーで契約したということなのである。
大好きな愛車ではあるが、ずいぶん前からガタがきており、そろそろかなあとは感じ始めていた。しかし、欲しいクルマがなかった。
1）小さくて
2）カッコよく
3）キビキビ走って
4）燃費の良い
5）MTのクルマ
が希望なわけだが、条件を満たすクルマがなかった…特に5）はほぼ絶望的かとも思えた）。
しかし、今回契約したのは、4mを切る愛車よりもさらに全長が短く、ナント6速MT（しかも、愛車故障の前日に発売されたというタイミングの良さ）！ 前のエントリーにも書いたが、「縁」を感じたのである（大きな決断をする際、最も重要なことの一つが「縁」である）。
司法試験受験開始までは、自他共に認めるクルマオタクだった私なので、今回もカタログはもちろん、市販の雑誌、ホンダの情報誌等を入手し、さらにネット上の評判等も含めてじっくり検討していた。で、クリスマスイヴに、ハンコを持参して神戸へドライブし、2ヶ月前にお世話になった営業マンと4時間ほど商談して決めたのである。
改めて紹介するが、購入したのはこちら。色は（初代シビックのオレンジを再現したという）サンセットオレンジⅡ。無論6速MTのモデルである。これに、タッチペン（735円）からグラスコーティングガードコスメ（63,000円）、スポーツサスペンション（97,650円＝工賃込）まで、合わせて310,000円弱のオプションを発注。
無論、保険、諸費用、税金等が別途かかり、愛車を査定額＝5万円で下取り（財布に余裕があれば本当にずっと所有していたかった…残念！）。
さて、結局おいくらになったか、ということだが、そこは“営業マンにうんと頑張ってもらった”ということで勘弁願いたい（本当に感謝している）。
納車は3月ということにさせてもらった（妻がこちらに越してきてから）ので、まだ3ヶ月ほどある。この時間は愛車との最後の時間でもあるので、精々走らせてやろうと思う。
デルソルとは日本中を駆け廻った。北海道から本州、四国、九州まで、ほぼ隅々まで走ったかな。もともと富山県富山市で購入したのだが、我々はその後、石川県金沢市、京都市右京区、札幌市西区、同豊平区と住まいを変え、今は京都市上京区に住んでいる（18年半というのは結構長いですな）。
MTの新車を買えるのも下手したら最後かも、と思ったりもするので、今度のFITも長く長く乗りたいと思っている。
