私のキラーアプリの1つとして「ExecMulti」がある。これは、複数のアプリを組み合わせるアプリであり、初めて使ったときには、これほど便利になるものかと感激したものである(設定画面を持たず、自分で.iniファイルを編集しなければならないため、初心者には非常に敷居の高いアプリではあるが)。
さて、この「ExecMulti」であるが、.exeに引数(.iniファイルのセクション名)をつけて起動することになるため、アイコンがすべて同じ“窓アイコン”になってしまうのが玉に瑕。
例えば、[PLamp]セクション(「PLamp」を輝度最大で起動し、終了後元に戻す)と[GSPlayer]セクション(「GSPlayer」を音量最大で起動し、終了後元に戻す)が同じアイコンとなってしまうため、「KTPLaunch」に登録すると、判別がし辛く、また見栄え上も問題が。
そこで今までは、「ExecMulti」を噛ませた場合は、(文字表示のみの)「JuCrab」に登録することとしていた。
しかし、「JuCrab」はToday画面にいるときにしか起動できず、そういう用途のアプリだけを登録しておきたい。というわけで、今回は“ショートカットアイコンの変更”に取り組んでみた。
以下が「誰にでもできるアイコン変更」の手順である(こちらのウィキに手順が紹介されていたので、それを参考にさせていただいた)。
*用意するもの
甲)アイコンNo.を調べるツール(私は「ResourceHacker(日本語版)」を利用)
乙)テキストエディタ(私は「Jot」を利用)
*手順
〜引数「PLamp」をつけた「ExecMulti」(窓アイコン)を、「PLamp」本来のアイコンに変更する場合〜
1)ダウンロードした「ResourceHacker」を母艦に展開し、起動する
2)母艦に置いたPLamp.exeを「ResourceHacker」にドラッグドロップ
*印部分を拡大すると
3)フォルダ構成が表示されるので、“IconGroup” を開く
4)“101”フォルダを確認
……これで「PLamp」のアイコンNo.が “101” であることが分かる。ここまでの手順は母艦で、以下の手順は[es]で行う。
5)「ExecMulti」のショートカットを作成し、プロパティで引数「PLamp」をつける
6)それを「Jot」で開く
7)以下を追加し、上書き保存
?\miniSD\Program Files\PLamp\plamp.exe,-101
8)今のファイル(引数のついた「ExecMulti」のショートカット)のプロパティでサイズを確認(92バイト)
9)再び「Jot」で今のファイルを開き、先頭の46#を92#に修正。つまり、最終的には以下の記述となる
92#"\Program Files\ExecMulti\execmulti.exe" PLamp?\miniSD\Program Files\PLamp\plamp.exe,-101
これで、窓アイコンが懐中電灯のアイコンに変わってくれるはずである(ソフトリセットが必要となる場合も)。
以上が「誰にでもできるアイコン変更」の手順。
勢いに乗って、「ExecMulti」の[TegakiPhoto]セクション(「TegakiPhoto」を輝度最大で起動し、終了後元に戻す)等、いくつか変更してみた。やっと、窓アイコンにサヨナラできた。
アイコン参照元のファイルは、起動アプリとは全く別のものでも可能のようなので、面白い使い方ができるかもしれない。そのうち更新予定の別ページもあわせてご覧下さい。
*なお、今回利用の「ResourceHacker」はこちら(サイトは英語ながら、ページ最下部に日本語Ver(3.4.0)あり)から、「PLamp」はこちら(英語)から、それぞれDLできます。