カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

出張授業in旭川

 吹雪の12号線を走り、出張授業のため旭川に行ってきた。2ヶ月前に来たとき(こちらのエントリー参照)とは景色が変わり、一面真っ白。伺うお宅は山の中ゆえ、最後の1kmほどはスタックの可能性も大いにある。というわけで、里まで4駆で迎えに来てもらい、いざというときには引っ張ってもらう覚悟で臨んだ(結局事なきを得たが)。
 
 メインの目的は、期末試験を数日後に控えた中2生への家庭教師だったわけだが、ご両親は友人でもあり、楽しい時間を過ごさせていただいた(無論、勉強もしっかり)。また、パソコンの調子が悪いということだったので、その方面のお手伝いも。
 
 札幌と比べると、気温は少なく見積もっても10℃は低いはず。ログハウス風の家の中はさすがに少し寒いかも、と考えて厚着をしていったが、薪ストーブ+セントラルヒーティングは想像以上にパワフルで、寒いどころかやや暑いぐらいであった(彼らは裸足で過ごしていた)。
   
 
 翌日は朝から大雪であったが、ご主人と飼い犬は、例によって朝の運動。私は2階のウッドデッキからその「ショー」を見させてもらった。
   
 
 本当に山の中なので、特にこれからの時期は、生活が大変である(例えば、自家用のユンボを駆って毎朝除雪をせねばならない)。我々のケータイは里までは「圏外」だし、電話回線はダイアルアップ。最も近いコンビニでも車で20分程度はかかりそう……と、ちょっと考えただけでも、極めて「不便」であり、私のような軟弱者では、そこを生活の本拠とすることはできないだろう。
 
 しかし、である。不便さと引き換えに得られるものも大きい。都会っ子としては、憧れてしまうわけである。ま、魅力ある都市として、連続1位の栄冠に輝く我が札幌市は、利便性と自然がほどよく調和している、ということなのかもしれないけれど。