カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

旭川遠征

 この連休は旭川に遠征してきた。目的は大きく以下の3つである。
1)先月、ウチで合宿勉強して行った中2生(彼については、こちらこちらを参照)に対する数学及び理科の指導(出張授業)
2)旭川在住の友人(↑の子の親)との再会
3)6年ぶりの旭山動物園見物
 
 昨日の朝出発して、150km走っていったん友人宅へ。そこで荷物を降ろして、旭山動物園まで送ってもらった(連休中なので、駐車場の大混雑が予想されたため…お陰で助かった)。6年ぶりの旭山は、すっかりキレイに変身し、まさに一流動物園への王道を突き進んでいるように感じた。
 前回訪れたときは、もちろん既に素晴らしい動物園ではあったものの、まだまだ発展途上で、今後どう成長していくのだろうという期待感を抱かされた。今回は、その期待に違わぬ進化した旭山を体感することができた。
 
 例の「行動展示」については、今更私が力説するまでもないのだが、とにかく動物との距離が近い。もちろん、檻や網/ガラス越しという場合も多いのだが、こんなに近くで見る機会はもうないな、というほどに物理的に近い。
 また、こちら(人間側)とあちら(目的の動物)が心理的に近い、という場合もある。例えば、頭上に設置された吊り橋をレッサーパンダが渡る、というのがあったが、この場合、もしも彼らがその気になれば、橋から見物客の頭の上に飛び移ることだって可能である(実際、真下に入ると、糞尿がかかるおそれがある旨の注意書きがあった)。こういう展示方法は、オランウータンのような大型の動物にも採用されていたので、何らかの安全保証があるのだろうが、非常にスリリングで興奮せざるを得ない。
 
 連休中ゆえ、霊長類ヒト科も多数見られ、動物園見物としては必ずしもグッドコンディションではなかったが、非常に価値ある3時間であった。
 
 写真はうまく撮れなかったので、雰囲気を味わっていただくために何枚かだけ載せておく。是非、ご自身の目で確かめに行くことを強く推奨します(左から、チンパンジーヤマアラシ、トラ…いずれもズーム機能のないカメラで撮影)。
   
 
 さて、夕方から友人宅にお邪魔したのだが、住環境を少し説明しておく。
 友人夫婦は道産子ではなく、北海道に憧れて移住したクチなので、いかにも北海道、いかにも大自然、という場所(旭川の外れの「山」)にウッディハウスを建て(キツツキに穴を開けられたこともあるらしい(笑))、そこで暮らしている。大型犬を飼い(仮に吠えまくってもご近所迷惑にはならない…そもそもご近所がいないので)、「庭」ではパークゴルフができ、陸上部の子どものために1周150mのトラック?まである、という豪快さ。小学校は全校生徒○人、クマ出没注意的なド田舎である。
 
 これでもかという大歓待を受け(ありがとうございます)、風呂をいただいた後は、モノポリー大会。深夜まで大いに盛り上がった(順番に風呂に入ったので、メンツが揃うまでの間、子ども(教え子でもある中2生)と将棋も指した。前回は大苦戦の末なんとか勝ちを拾った私だが、今回は楽勝だったな(笑))。
 
 ゆっくり休ませていただき、今日は午前中から勉強タイム(2時間程度だったが)。その後は、自慢のデッキスペースで、大バーベキュー。ご馳走を、お腹がはち切れるほど美味しくいただいた。
 
前日動物園に行ったからというわけでもないのだが、体重35kg!という飼い犬とも触れ合ったりし、本当に楽しい時間を過ごさせてもらった(私は小学生のときに、新聞配達をしていて、自分より大きなシェパードに追いかけられて隣の家に逃げ込んだことがある。それ以来、こういう大型犬は見るだけで冷や汗が出るぐらい苦手である。ここの犬も、最初は怖かったが、帰る頃には背中をなでなでできるようにさえなった。これは、犬がよく躾けられていることを考慮しても驚くべきことである)。
 ←見よ、奇跡の2ショット!!!
 
 夕方自宅に帰って来た(往復とも一般道を走った)わけだが、本当に非現実を味わわせてもらった。ストレス解消には絶好の小旅行だった。