カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

ExcelMobileのカスタマイズ

 当地は今日からしばらくは毎日のように雪予報。家庭教師先があいの里方面(地吹雪で有名)及び円山方面(2駆では絶対に登坂不可能な坂道を登った山の上)なので、戦々恐々としている私である(今現在は全く降っていない)。
 
 さて、「より使いやすく」を旨とする[es]のカスタマイズ(最近は少々ズレてきていることが否めないが)。今回は、毎日使っている「ExcelMobile」について。
 
 基本的には、「母艦でブックのフォーマット(数式等をきちんと入れたもの)を作り、[es]ではデータ入力を」というのが私の使い方である(“Excel”という名前がついているものの、Mobile版では複雑な処理が利かないので、ほとんどの場合は私のような使い方になるのでは?)。
 
 そのデータ入力をなるべく快適に、というのがテーマであるが、不満を感じるのは主として縦画面操作時(しかも、データをサクッと入力したいような場面では、縦で使うことがほとんどであるため、余計にストレスを感じる)。私の抱いていた不満は以下である。
 
 甲)起動時の入力モードが一定していないため、さて入力を、という際に思わぬ文字が入ってしまう(「5」を打つつもりでキーを押したら「な」だったり「J」だったり)
 乙)小数点を入れるのが面倒(縦持ちで数字入力モードのままでは不可能)
 丙)Enterキーにあたるキーが前面になく、ついアクションキーを押してしまうが、そうすると「保存して閉じる」ことになってしまう
 丁)シート選択がまどろっこしい(「表示」→「シート」から選ぶのだが、両手でも最短で3回のタップが必要)
 
 今までに、甲)及び乙)の不満については、それぞれ対策済み(こちら及びこちらのエントリーを参照)で、快適な環境が整いつつある(具体的には、縦画面でExcelを起動した際には必ず数字モードとなるようになっており、また、テンキー右下の「#」を押すことで小数点が入力できるようになっている)。残すは丙)及び丁)である。
 
 まずは丙)。どういうわけだか、ExcelMobileでは、アクションキーはOkキー相当の機能が割り当てられている?ようで、何かの弾みに押してしまうと、開いていたブックが(上書き保存されて)閉じられてしまう。
 例えば、数字入力バーに何かを打ち込み、それを確定(して次のセルに移動)しようする場合、押すべきキーがない(PCだとEnterかTabキーを押す場面)。もちろん、片手操作を諦めれば、どこか別のセルをタップしてやることで抜け出せるわけだが、なるべく片手で、は[es]ユーザ全員に共通する願いである(ウソ)。
 
 というわけで、「SortInchKey」を使って、「Excel起動時には、アクションキーをEnterキーとして使用する」という設定をしてみる。
 
 1)「SortInchKey」の設定画面で、コード=Action、アクティブアプリ条件=BOOKWINでクラス指定
 
 
 2)短押しをEnterキーダウン(クリックだとどうもうまくいかない??)に
 
 
 これでとりあえずは希望の挙動をしてくれるようになった。せっかくなので、コンテクストメニューが出せればなお便利と考え、MortScriptで1行書いてそれを二度押し(短)に設定しておいた。
 
 
 次に丁)だが、「CTRLキー+PageUp/Down」を実現すればよいはずなので、再び「SortInchKey」に登場願って、アクティブアプリ条件=BOOKWINのときに、CTRLモード時でカーソルキーの左右に、PageUp/Downキーを割り当ててみると、見事成功。これで、シート間を、サクサクと移動できるようになった。
 
 今回のテーマは、今まで以上に「実用」であり、そのコンセプトは多くの[es]ユーザに共感していただけるのではなかろうか。具体的方法については、もっとスマートな方法がありそうであるが……。
 
 例によって、そのうち更新予定の別ページもご覧下さい。
 
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*6月下旬に、別ページと同時に設置したカウンタ、ただ今現在でほぼ同数(3,220程度)となっています。
 このブログは0から、別ページは1,300からそれぞれスタートしているので、5ヶ月かかって1,300差を追いついたというわけ。