以前、「テンキーを使う」というエントリーで、[es]のテンキーを文字入力とは別の用途に生かす考察をした。今回は、本来的使いみち?である文字入力について、テンキーでの「.(ピリオド)」入力を考えてみる。
私は、文字の入力にあたり、テンキーは実はほとんど使っていない(フルキーボードを引き出して両手で入力)。文字入力でテンキーを積極的に使う唯一の場面は、数字入力である。これだけはフルキーボードよりもテンキーの方が、ストレスなく、速く打てるからである。
数字を打つのは、ほとんどが「Excel」使用時。しかし、この場合に不便なのが小数点の入力で、「.(ピリオド)」を出すためには入力モードを英字モードにしなければならない。
数字を打つ場合はもちろん数字モードにしている(右の写真参照)わけだから、仮に「2.5」を入力するためには、
数字モードで「2」を打ち、
↓
英字モードに切り替えて「.」を入力後、
↓
再び数字モードに切り替えて「5」を打つ
とやることになる(英字モードでも連打すれば数字が出るが、それはそれで面倒なので、どちらかといえば上の入力方法の方がラクだと思う)。
しかし、さすがにこれでは非効率なので、今までは「MCHAR」というフリーアプリを利用させていただいて、あらかじめ「.5」を登録しておき、そこから入力することにしていた(私の使い方では、「〜.5」を入力する場合がほとんど)。
もっとシンプルに、例えば、数字入力時にほとんど使わない「#」あたりを押すと「.」が出る、なんてことができないかなあ、ということで、これが今回のテーマである。
まず、キーコードを調べねばならないので、「XiKeyTest」というフリーアプリを導入し、「#」と「.」のキーコードを調べる……それぞれ、キーコードは「0*33/スキャンコード0*3e」と「0*be」であることが判明(*注:同アプリを使用する際は「SortInchKey」が外れた状態でないといけない様子)。
次に、例によって「SortInchKey」でキー割当てをすればいいのだが、デフォルトのままでは設定できるキーに「.」が入っていない。そこで、割当ての前に設定ファイルにそれを追加。
さて、「SortInchKey」の設定画面を開いてみると、お目当ての「.」キーが割り当てられるようになっているので、
モードを「押し・リピート・離し」にし、
押し | → | キーダウン |
リピート | → | キーダウン |
離し | → | キーアップ |
と設定。もちろん、アクティブアプリ条件を絞っておくことを忘れずに(「XiForeWindowInfo」を使ってクラス名を調べ=左=、それを「SortInchKey」での設定時に指定=右=)。
これで、<縦持ちでExcel使用中にテンキーから数字を入力している際に「#」キーを押すと「.」が出る>ことが実現できた(嬉)。
今回利用したアプリは以下。
1)XiKeyTest
2)XiForeWindowInfo
3)SortInchKey
…ふと気付けば、これはすべて同じ作者様のアプリである。いやホント、お世話になっております。以前のエントリー及びそのうち更新予定の別ページもご覧下さい。