しばらくネット環境から離れており、軽く浦島太郎気分だったりするが、現在は日本海洋上でこれを書いている(アップは帰洛後)。
前のエントリー後、10日夜から八戸から苫小牧へフェリーで渡り、翌11日早朝にオレンジ号は無事に北海道上陸を果たした。
道央道を走って札幌に入り、両家の実家へ。双方の親とも“老人”といっていい世代だが、それなりに元気ではあった。
ウチでは3代目となる愛犬ケイちゃん(やはりパピヨン雌)がいて、老親に大いなる生き甲斐と癒しを与えてくれていた(写真下は実家の家庭菜園のスイカと花壇)。
11日、12日は麻雀したり、回転寿司を食いに行ったりでプチ親孝行(12日は母の誕生日でもあった)。で、13日は墓参り(墓はないけど)の後、ごくごく少ない私の友人である旭川の友人宅へ。
この友人は、このブログにも何度も登場願っているが、会うのは数年ぶりである。愛犬アルフが天に召されてしまって少々趣が異なったが、久しぶりに“別荘”で北海道を満喫させてもらった。
野趣あふれるバーベキューもごちになり、すっかりリラックスしたことである。
14日に旭川から帰札し、双方の実家に別れを告げ、妻の元職場で北海道最後の晩餐を済ませてから小樽へ。ここから20時間余のフェリーの旅となる。
それにしても船旅というのは、経済的にも時間的にも贅沢なものである。私は内地に住む道産子であるし、飛行機嫌いであることもあって、比較的船旅というものをする方かなと思う*1が、船上での心持ちというのは何とも優雅で落ち着くものだ。ただただ時間*2を過ごすこと以外、何もすることができない。これを幸いに、来し方行く末を思案したり。
帰れる場所がある幸せ、そこが北海道である幸せを痛感した夏休みでありました。