昨日、オレンジ号の定期点検で神戸のディーラーへドライブしてきた。
ディーラーは国道2号線沿いなのだが、京都から行く(もちろん帰りも)には様々なルートがある。
行きはずっと下道を走ったのだが、運悪く渋滞に嵌った。結局、正味4時間以上もかかってしまい、約束の時刻に大幅に遅刻(道中、ディーラーには電話を入れた)。
帰りは高速を利用することとしたが、それにしても何通りもルートがあって、方向音痴の私ではまったく対応できない。助手席の妻にナビを頼んで、言われる通りに走った。
しかし、高速でも渋滞に大嵌り(内地ならでは)。事故渋滞のようで、20kmほどの間に3〜4件の現場を見た。
先週も走った阪神高速を通ったのだが、この高速道路は「構造的に無理がある」と言わざるを得ない。場所によっては、合流地点から出口までの間が僅かしかなく、その僅かの間に右端の車線から左端の車線まで移らねばならなかったりする。必ずしも入れてくれないので、無理に入ろうとしてゴツン、も多かろうと推測する。
また、わりとしょっちゅう車線が減るので、至るところで流れが悪くなり、前にゴツン。「あーあー、可哀想に」と事故を見ていて自分もゴツン。以下ループである。
阪神高速、そもそも複雑すぎてどこをどう走ればよいのか分かり辛い(このようなサイトも用意されている)。
大都会というものはそういうものだ、と言われればそれまでなのだが、東京(首都高速)だとこれほどの“無理やり感”はなかった。
内地の大都会は、その周辺の都市(ベッドタウンも含む)が巨大だ。札幌は人口191万人の大都市ではあるが、その周辺の都市は最大のものでも人口13万人の小樽市(札幌市は、7つの市(石狩市、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市、小樽市、伊達市)と、3つの町(当別町、喜茂別町、京極町)、そして1つの村(赤井川村)に隣接している)。
大阪市(267万人)は11の市(大阪府内の豊中市、吹田市、摂津市、門真市、大東市、東大阪市、守口市、八尾市、堺市、松原市と、兵庫県の尼崎市)に隣接するが、堺市84万人、東大阪市51万人、尼崎市45万人、豊中市39万人、吹田市36万人(これだけで、ほぼ大阪ひとつ分ですね)…。札幌とは比較にならない(数字はすべて概数)。
北海道だと、国道を走っていてひとつの都市が過ぎると、次の都市までは何もない(笑)。しかも、“次”までは相当距離があり、“都市”の規模は極小である。こちらでは、都市が途切れず、ひとつひとつが巨大だ。これでは渋滞も必然なわけで、昨日のように事故でもあれば、大渋滞となるのも理の当然である。
今更ながら、田舎者の私としては、引退したらやっぱり北海道がいいなあ。