カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

あと9日

 合格発表まで残すところ9日である。
 
 夏以降、試験関係の記事は書かないようにしていたので、もしかしたら「何か試験でも受けたの?」という方もいらっしゃるかもしれないが、何を隠そう、私は旧司法試験受験生である(もうすぐ過去形になるのだが)。
 
 試験終了直後こそ一定の開放感があったが、数日も経つと一種の「鬱」のような状態となった。大げさに言うと「試験関係のことが頭をよぎると、それだけで気持ちが落ち込み、何をする気も失せてしまう」といった状態である。
 
 半月ほど前にやっとその状態を抜け出し、今では試験(若しくは合否)について自ら軽口も叩けるようになったが、数日前からは、ほぼ毎晩合格発表の夢を見るようになった。不合格になったという夢ばかりなので、目を覚まして損した気分になる(嫌なことは、9日後に現実に体験するであろう1回で済ませたい)わけだが、逆に合格した夢だとかえって不幸かもしれないな、と思ったりもしている。
 
 試験後、法律関係のことは全く勉強していない(これが最後の受験なので、いわゆる再現答案を作成することもしていない)。2〜3日前に、「万が一、合格していたらどうしよう」などとふと思ったりもした(合格していればすぐに口述試験があるため)が、まあそういうことはないだろう(実際のところは「ドキドキして損した」というような酷い成績かもしれない)。
 
 試験前にも書いたが、今年は自分がよしと思うスタイルを貫こうと考えていた。論文試験の答案内容についても然り。その観点からすると、大変満足のいく答案を書き上げることができたので、悔いはない(コレ本当)。今回の答案の評価が低くても、それは法務省(というか試験委員)の評価にすぎない。それなら俺は別の道を行く、といった心境である。
 
 しかしながら、やはり合格していたいわけで、心の中は混沌(カオス)状態。四十にして惑わずというが、多いに惑う私なのであった。