3ヵ月前に一通りメンテナンスしたはずなのに、また歯が痛い。
歯医者に行くのが好き、という人は少ないだろうが、私の歯医者嫌いは結構偏差値が高いのではないかと思う。
歯科の治療は、とにかく痛い。私は「痛みに敏感な体質」のようで、歯石を取るのにも麻酔が不可欠である。
しかも、「麻酔が効かない体質」でもあるようで、人の何倍も麻酔を打ってもらっても、痛い。
麻酔が効かないので、医者がだんだんイラついてくるのが分かる。酷いときには、「(歯を)削っては(麻酔を)打ち、削っては打ち」で歯茎がボロボロになってしまったことがある(その後1ヵ月ぐらいは、歯茎のケガが痛くて、まともに歯を磨くことができなかった)。
ただでさえ「歯科選び」は難しいところ、私の場合は、医者に「ウデのよさ+寛容さ」を求めなければならないので、大変である。
おまけに引っ越したばかりであり、風評の類も参考にできないときている。
結局は、「家に近いところ」でという極めてヒネリのない基準で、近所のS歯科を選択することを余儀なくされたのである。
暗い気持ちで一応情報収集してみたら、そこの医師は高校の2年後輩であった。
後輩だからといって、彼が「ウデがよくて寛容」であることにはもちろんならないのであるが、しかし勇気百倍である。しかも、2年しか違わないから、同じ校舎で同じ空気を吸っていたことになる。いざというときには、先輩風を吹かせてやればいいことがあるに違いない。
ということで、早速予約を取り、土曜日に行って来た。
問診表に、上記の「体質」について、力一杯アピールしておいたことが奏功したか、歯科衛生士の方も、まさに「腫れ物に触る」対応で、一応は事なきを得た。歯は、いわゆる「知覚過敏」ではないかということで、ちょっと安心。
高校時代の友人ともほとんど交流がなく、辛うじて年賀状のやり取り程度(それにしても数枚以下)。同窓会費をいつ払ったのかさえ覚えていないような私であるが、やはりこういう接点は貴重であり、嬉しいものである。
先般、プロ野球のドラフト1位指名を受けた(100年を超える母校の歴史初の快挙だそう)後輩にも、是非是非活躍してもらいたいものである。