カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

温泉

 日本政府が総理大臣交代という激動にある中、私はゆったりと温泉に浸かってきた。
 
 お陰さまで、例の腰痛は大事にはならずに済んでくれたのである。「一撃」は火曜の夜のことだったが、金曜の塾にもとりあえずは出勤できた(杖をついて、ではあったが)。もちろんまだ痛いが、杖なしでも歩ける状態である。
 
 温泉は実に素晴らしかった。今回は、北海道で最も有名と思われる登別温泉に行ったのだが、流石は登別、と唸らされた。登別温泉には、11種類の温泉が湧出しているらしいのだが、宿泊したホテルでは、そのうちの6種類のお湯が楽しめた。残念ながら1泊2日の日程だったが、6〜7回は温泉につかった。皮膚病にも腰痛にも効いてくれたのではないかと思っている。
 
 それにしても、温泉街はどこも人が多かった。世の中は3連休だから当たり前といえばその通りなのだが、温泉客の大部分を占めていたのはアジア系の方々であった。ざっと、中国2:韓国5:日本3といった割合だったろうか。
 
 そういう傾向に対応するためか、ホテルの従業員にも、「朴さん」や「王さん」がいた。また、トイレや大浴場には、ハングルや簡体字繁体字で書かれた注意書きが目に付いた(アルファベットはほとんど見なかった)。
 
 時代は変わった。<出っ歯でメガネ。首からカメラ>という風貌の日本人旅行客が欧米へと出て行ったのは3〜40年前だっただろうか。今は中国人/韓国人旅行客が日本に足を伸ばし始めているのであろう。
 
 色々な意味で、旅行客以外のものも流入してくるかもしれない。だからこそ、我々日本人はまずきちんとした「軸」を確立しておかねばならない。
 
 福田新総理には、そういうことも望みたいところである。