カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

魔女の一撃

 昨夜、布団を敷き終わった直後、それは来た。魔女の一撃である。
 
 腰痛持ちは、「ヤバそうな体勢」はとらないし、「危険を感じる作業」には必要以上の注意を払う。
 
 布団を敷くという作業は「危険を感じる」というレベルではないが、「うっかりやっちゃいました」という油断を生じるほど軽い作業ではない。よって、昨夜も作業が100%終了する瞬間まで、私も気を抜いていなかったはずである。
 
 私は、成人前に初めてギクっといって以来、四半世紀に渡る正真正銘の腰痛持ちであって、素人ではない。日常生活においては、カーテンを引く姿勢から歯磨きの際の立ち位置まで、常に腰のケアを念頭において行動しているのである。しかし、またもやられてしまった。
 
 その瞬間がいつだったかは、今考えても不明である。恐らくは、作業終了直後、振り向いたか何かしたときに「一撃」を食らったものと思われる。布団を敷き終わり、2〜3歩歩いた時点で、あれ、ヤバいかな??と感じた。そしてその3分後には、すっかり動けなくなった翌朝が想像できる激痛に悶え苦しんでいたのである。
 
 湿布をし、さらしを巻いて床に入ったが、痛みと不安で流石に眠れなかった。実は、まさに今日は、長野の伯母様(例のE子さん)が来道される日なのである(我が家に一週間ほど滞在する予定)。
 
 こういう体調(腰調とでもいうべきか)で、例えば明日、空港まで迎えに行くことができるのか。来週行く予定の温泉旅行もキャンセルか。塾にも行けないか。…などと、考えた。
 
 不幸中の幸いというべきか、身体は動かせている。今朝はとりあえず独力で布団から起き出すことができ、シャワーを浴びることもできた。経験則上、「ギク」っといったときは症状が重く、そうでないとき(今回もそう)は比較的早く復活できる。この状態なら、少なくとも座ってはいられるし、杖を使えば、ほぼ普通の速度で歩くことも可能だ。温泉にも行けそうだし、塾も休まずに済む。
 
 調べてみたら、最後の一撃は2004年8月15日の朝だったようで、そこから約2週間は、寝たきりの生活を送ることを余儀なくされたようである。現在は、その「2週間後」ぐらいの状態だと思われる。
 
 考えてみれば、この夏は引越しがあってそれなりに重労働をこなした。季節変わりのこの時期に、その疲れが出たのかもしれない。
 
 皆様も、ご自愛下さい。