カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

我々夫婦はこの22日、結婚21周年となった。現在、京都−札幌の“遠距離恋愛”中(よくバカにされたりからかわれたりするが、いつまでも新婚気分の我々である)なので、特に何をしたわけでもないが、やはり“夫婦の誕生日”であるから、当日は何となく嬉しくてニヤニヤしていた。
 10年ほど前にも離ればなれの結婚記念日を迎えたことがあった。当時は私が京都、彼女がバンクーバー(カナダ)。当たり前ながら、20年以上も一緒にいれば、いろいろなことがあるわけである。
 
 今週、ニュージーランド(NZ)の大地震のニュースが入ってきて、15年前の記憶が甦った。地震では、富山県出身の方が多く被災されたという。当時我々はまさにその富山に住んでおり、NZ人の友人(David)を訪ねて彼の地へ旅立ったのであった(震源地のクライストチャーチへももちろん行っており、例の大聖堂の写真も撮ったりしている)。
 私がR社を辞めた直後で、今風に言えば「自分探しの旅」であった。何を隠そう、この旅行から帰って、日本語教師を志したのである。よって、NZは、私が日本語教師となったきっかけとなった場所なのである。
 
 NZとはそんな縁があるので、ニュースも気にしていたのだが、水曜日の朝のニュースでNHKのアナウンサーの口から、Davidの名前が!
 一気に心拍数が上がるが、不幸中の幸い、彼は軽傷を負ったものの救出され、とりあえずは無事とのこと(富山の外国語専門学校の引率として同行していたらしい)。
 
 被災された方々には衷心よりお見舞い申し上げます。