カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

浴衣

 孤独なサバイバル生活の小休止まで、あと残すところ3週間である(学校の夏休み突入の日(来月7日)に、帰札予定)。いやあ、長かった(しみじみ……過去形にするには少し早いですね。さて今日の昼メシはどうしようか…)。
 
 学校はサマーコースが順調に進行しており、学生も京都を楽しんでくれているようであるが、今週は梅雨空が続いたので、少々申し訳ない感じではある(今日明日にも梅雨明け宣言が出される模様)。
 同コースは、午前中に日本語を勉強し、午後は日本文化に親しもうというコンセプトなので、北海道人(≒外国人)たる私にとっても、午後は「お楽しみ」である。
 例えば今週は“浴衣体験”があったのだが、本当に興味深かった。こちらの人は、結構な割合で浴衣を所有しているようなのだが、そのこと自体驚愕である。また、帯の結び方にしても何種類もあるようで、私に言わせればほとんど“着物”である(浴衣=旅館の寝巻き、という認識が完全に覆された私であった)。
 そんな“着物”な浴衣を、残念なことに衣服の上から着る外国人が多かった。私は(言うまでもなく)男性陣の手伝いにあたったのだが、Tシャツぐらい脱げばいいのに、恥ずかしいのか、それを嫌がる。強く勧めて何とか脱がせたりしたが、Gパンは誰一人として脱がなかった。無粋ですなあ。
 私見では、やはり和服は日本人が最も似合うように思う(今回も、最も美しかったのは着付け担当の教師だった…ということにしときます)。欧米人は、体形のせいか着こなしのせいか、それとも下に服を着ているせいか、どうもしっくりこない気がした(そうはいっても大変美しかった。アドエスで写真を撮るのを失念したのが悔やまれる)。
 浴衣は初めてという外国人が嬉々としているのを見て、私も一度着用してみたいかな、と少しだけ感じたりした次第である。
 
 ところで、当地は今、祇園祭の真っ最中である。北海道にはほぼこのような「祭」がない(雪まつりはFestivalである)ので、興味がないではない(十年前に住んでいたときも機会がなく、未だ見たことがない)。実は今週、学生を引率して見物に行く企画があったのだが雨で流れてしまった。そういう契機でもなければ見ることもないだろうと少々残念(先ほど親父(もちろん道産子)と電話で話した際、「北海道には歴史ある祭がないよな」と言ったら、「よさこいソーランがあるべ。もう十年以上続いてるぞ」などと言われた。こちらでは、応仁の乱(1467年)あたりまで遡らないと「歴史がある」とはならないわけで、父子ともども薄っぺらなことだと失笑)。
 
*今週火曜日、旧esのサイトが全国制覇を成し遂げました。約3年かかった計算(こちらのエントリー等参照)。最後に残っていたのは高知県。ありがとうございました m(__)m
 因みに、旧esメモページ=「あと5」、アドエスサイト=「あと7」、アドエスメモページ=「あと17」となっております。