両親に久し振りに顔を見せる、というのが今回の里帰りのメインコンセプト。その他、家の周りの雪かきやら、IT関係のもろもろの整理やら、基本的には“親のため”の帰道のつもりである。しかしせっかくだから、内地では食えない美味しいものを力一杯、という目論みもあった。
雪かきについては、ガラス腰の私でも、齢80歳の老人よりはいくらか使い物になるはずである。覚悟していたのだが、好天続きで出番ナシ。路面は圧雪アイスバーン、家の周りは雪テンコ盛りではあるのだが、“朝4時起きで道を作る”というような場面は今のところない。
北海道グルメについて。「息子が正月に帰ってくる」と聞いて、おだちにおだったお袋が、これでもかと料理を作っていたため、家に帰った翌朝(3日)には胃を壊してしまった*1。
というわけで、食いたいものはあれこれあったのだが、ほぼ諦めることになってしまった。しかし、絶対に譲れないのは札幌ラーメン。これだけは、食わずに帰るというわけにはいかない。
昨日(3日)はほぼ絶食し、何とか“ラーメンに耐える胃”を取り戻して、今日の昼にはイチオシの銀波露(ぎんぱろう)へ。醤油ラーメンに、コーンバターと味玉をトッピングして食ってきた。うーん、やはり美味い。少なくとも、内地のラーメンの100倍は美味い*2。
何が美味いといって、麺である。スープへのコダワリをウリにする店が多いが、その前にまず麺でしょう。分かってないなあ。
で、今は定山渓温泉の某ホテル。皮膚病治療を兼ねて今晩は温泉泊とした。実家から(冬道であっても)1時間程度の距離である(写真は8Fの部屋から見た図)。押しも押されもせぬ温泉郷であるが、一応札幌市内(南区)である。因みにこの南区は巨大で、面積(657.23平方km)が現住所である京都市上京区(7.11平方km)の92倍以上である(笑)。
実家のオンボロサニーは4WDなので*3、運転に不安ナシ*4。それでも念のため、スコップや軍手などサバイバルグッズを一式トランクに積み込んで来た。
石山通(=R230)を走っているのだから、(少し足を延ばして)中山峠で揚げイモを、というのが常道なのだが、今回は自重した。また今度ですね(写真はネットから)。
話は逸れるが、「札幌市内→中山峠→美笛峠→苔の洞門→支笏湖→札幌市内」というのは最高のドライブコースで、札幌近郊では最もお手軽に“北海道”を感じてもらえるルートではないかと思う。何かに絶望したら、このルートを走ってみていただきたい。気持ちがリセットされること請け合いである(私も、初めて旧司法試験の論文試験に落ちたときには、センチメンタルドライブしたものである)。
とにかく今夜はのんびりと。「外は銀世界、内はポッカポカ」という北海道ならではの環境をとことん楽しみたい。