11月も最終日。季節はどっぷり秋であるが、この後しばらく当地は季節を失う。
写真右はちょっと懐かしいイチョウの木@家から徒歩1分弱の堀川通(ガラケーで)。
北海道大学の13条門(こちらで書いた喫茶店「ライフ」から徒歩10分ぐらいかな)を入ると、それは見事なイチョウ並木がある(写真下)。バイク通学が厳しくなり始める時期になると、金色に色づいてそれは美しい(落ち葉で大変なことになるのだが)。ちょっとそれを思い出したり。
どういうわけか、大学には愛校心が薄い。どうしても入りたくてしょうがなかった、というわけではなかったということなのか(“本当は東大に行きたかった”的な)。しかし、風景として、あるいは場所としては懐かしいし、恋しいのである。
一般に、秋の次はもちろん冬なわけだが、道産子(札幌っ子)にとって冬=雪である。雪のない冬など考えられない。街にはXmasソングが流れたり、ツリーが置かれたりしているが、分不相応に背伸びをし、外見だけそれらしく取り繕っているような感じである。例えるなら、女子中学生がメイクをしているようなものか。
冬の雪は積もらなければならない*1。ちらちら舞っているうちはまだ秋である。下から降るようになると真冬である…などと書いてはみたが、最近は札幌も雪が少ないようなのでこの限りに非ず。
梅雨のじめじめした時期や、夏真っ盛りの猛暑の日々にも、北海道が恋しくなるが、何と言っても帰りたくなるのは真冬である。
朝はしばれるし、雪が降ったらわやだけど、それでもやっぱり帰りたい。改めて、死ぬときは北海道で、と固く誓う私です。
*1:「根雪」という言葉を知らないという同僚がいたが、私が「雨樋」を知らなかったようなものだろう