カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

濃厚

 先週の木曜日に女神が光臨妻が上洛(その日は奇跡的に代休が取れた)。この2ヶ月弱、何とか生き延びたとホッとしたことであった。
 で、昨日は日本語教育学会なるものに参加するべく、会場の神戸大学まで、妻と2人雨中のドライブ。電車で行けばよいのに、と考える方も多いと思うが、札幌っ子としては、どうも"Train"に乗るのは苦手で、可能な限り車で行きたいところなのである(が、今回はこの道産子気質が幸いしたのであった(詳細後述))。
 名神高速を京都南インターから西宮インターまで走り(途中に内地ならではの高速渋滞アリ)、そこからは一般道で神戸に向かう。時間に余裕があったので、神戸のロイヤルホストで一服し、さていざ行きますか、と車を出そうとした際、クラッチに違和感が(愛車はマニュアル車である)。写真はロイホで撮ったSS(アプリはWhereNow)。
 
 
 そこから20分ぐらい走って会場に着き、あとで迎えに来てねと車を妻にお願いして別れた…ら、数分後に彼女からSOSの電話が。クラッチペダルが戻らないという。
 私は早速関係各位と名刺交換していたのだが、学会の受付もそこそこに車に戻り、JAFに電話。雨の連休で1時間以上かかりそうとのことだったが、待つしかない。
 JAFの人の話では、その場でどうこうできる性質の故障ではなさそうなので、近くの工場にレッカー移動するだけになる、ということだったが、土地鑑のない場所ゆえ不安である。入院させるにしても、再び引取りに来ねばならない。どうしようか。
 車は幸い、神戸大学キャンパス内(公道でなくてよかった!)で立ち往生しているから、どうしようもなくマズい、といった状況ではなく、妻に車を託して再び学会会場へ。
 
 学会は、パネルセッション(1コマ2時間で2コマ)形式で、クソつまらない研究発表を聞かされたりもしたわけだがそれなりに面白かった(途中、妻から「ホンダのディーラー(工場併設)に移動してもらい、応急処置を施した」というメールがあったりした)。その後、懇親会もあったようなのだが、私は車のことが気がかりだったのでパスし、愛車の元へ。
 「とりあえずは京都まで走り、帰ってからきちんと修理だな」などと思ったりしたのだが、妻によると、“応急処置”ではダメだったようで、「旦那(=私)を迎えに行って、再び戻って来ます」ということにしてディーラーを出てきたらしい。
 
 ディーラーは、幸い神戸大学の近くで、国道2号線沿い。メカの人も営業の人もいい方で、そこに入院させて修理してもらうことにした。冗談半分で、いい中古車はないですかなどと訊いてみたら、わりと真剣に対応してくれ、また、こういう新車が出ましたよ、とこちらのニーズに合うもの(小さくてマニュアル車)を提案もしてくれた(カタログも)。それが何と昨日発売(この辺に「縁」を感じてしまっているわけだが)のこちら。18年以上乗り続けている愛車には少々申し訳ないが、本当に久し振りに欲しいクルマである。次の車検は来年夏。思い切って買替えかなあ、とカタログを眺めながら、阪神→阪急と乗り継いで、京都に帰ってきた。写真は初乗車!となった阪神電鉄の車窓に貼られたステッカー(右は拡大)。
  
 
 それにしても、今回はある意味本当にラッキーだった。高速道路で停まってしまっていたら、とか、妻がいないときだったら、とか。そもそも、クルマを出していなければ、気付くことはなかったわけである。
 濃厚な1日の締めくくりは濃厚なラーメンで、と、10年ぶりに天下一品のこってりラーメンを食べてみたが、やはり私の好みには合わなかったです。