カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

最後の?旭川

 週末、またまた旭川に遠征してきた。運命の期末試験を数日後に控えた教え子(中3生)に、最後の?授業をしに行ったのである。念のためにとタイヤを交換したことは先日エントリーしたが、念のためどころでなく、2日目の朝起きたら大雪となっていた(写真はご主人とその愛犬が朝の日課を行う図。この犬が本当に可愛くて、帰り際にはちょっと切なくさえなった…しかし私の片思いなのである)。
  

  
 
 いわゆる受験シーズンはまだしばらく先なわけだが、推薦狙いの彼にとってはこの期末試験こそが「入試」みたいなもの(だから授業もほぼ「最後」というわけ)。是非とも好結果を残してもらいたいと、ささやかながらお手伝いをさせていただいたわけである。
 
 もともと、彼のお母さん(ルミ子さん=仮名)が私の(サラリーマン時代の)先輩で、妻と仲良しだった(ルミ子さんと妻は元同僚ということになる)という縁。まさかそのお子さんの受験に私がかかわることになろうとは。不思議なめぐり合わせである。
 
 教え子が中2になった頃から、私のオフシーズン(論文試験が終わった後など)には、出張家庭教師を名目に、ログハウス風別荘よろしきご自宅に何度も何度も遊びに行かせてもらった(お泊り付で)。その度に大ごちそうでもてなして下さり、実に楽しい時間を過ごすことができた。そもそも私は極めてドメスティックな人間なので、よそ様の家に行く(しかも泊まりで)ということを苦手とするわけなのだが、そんな私が「また行きたいなあ」と思うわけだから、本当に居心地のよい場所なのであった。
  
 
 夏の合宿などと称して、彼が勉強しにウチに来たこともあったが、こちらは手狭なアパート。妻が不在だと、晩メシは近所のラーメン屋で、ということになり、少々申し訳なかったことである(授業はしっかり行ったつもりだが)。
 
 もしかしたら、近いうちに北海道を離れることになるかもしれない私なので、今回はちょっとだけ寄り道して神居古潭を通ってみた。紅葉がきれいかも?と思ったが、すっかり終わっていて、しかし雪景色には早く、残念。
  
 
 今回は、まさに試験直前期なので、勉強はしっかりとやった。が、2泊させてもらった前回(中間試験直前)と比べると時間がタイトだったので、演習部分は必ずしも十分ではない。その点に一抹の不安はあるが、逆に言うと、そこさえ自分で補ってくれれば、必ずや高得点が狙えるはずである。是非とも自己記録を更新してもらいたい(建人、あと少し頑張るように!)。
 
 実は私の誕生日だったので(実際は今日2日)、帰り際にはサプライズでプレゼントとケーキをいただいた。ケーキに立てたロウソクの火を吹き消す、という行為も何年か振りにやらせていただいた(笑)。写真のケーキには5本のロウソクが立っているが、5歳はもちろん、50歳になったわけでもないので誤解なきよう(5人用に切ったそれぞれにロウソクを立てたのではないかと推察する)。
 
 
 帰りに、深川の道の駅で新米のおにぎり(その美味しさとサイズ及びコストパフォーマンスの高さで有名)を夕食用に購入し、無事帰宅(夕暮れ時の美しさが印象的だったので、走行中の助手席から妻が撮影した12号線の写真も載せておきます)。
  
 
 こうして初冬のイベントその1=旭川行が終了。約2週間後は同その2=北斗星の旅である。