カクカクの北海道Uターン週記

「元」日本語教師 /「元」旧司法試験受験生によるカクカクの北海道Uターン週記

MILO号購入記 ~ その1

 MILO号契約から数日が経った。この間、ヒマがあれば色見本のミニカーを片手にカタログやら取説(.pdfファイル)やらを眺めている(おだっているわけですね)。
 
 クルマを買う、というのは一生に何回かしかない一大事*1なわけで、記録として残しておきたいと思う。今日は、MILO号購入記<その1>として、買替えのきっかけ~条件について。
 
 
 
 大好きなオレンジ号の買替えを本格的に考え始めたのは、この冬のトラブルがきっかけである。あろうことか自宅敷地内でオレンジ号が亀の子になってしまい、JAFを呼んで救援してもらったのである(こちらも参照)。
 
 北海道の冬道は、想像以上にタフである。雪や氷で滑る、というのはもちろんだが、新雪でふわふわの道もあれば(歩くとズボズボ状態)、掘れてしまってあちこちに大穴が開いたガッタガタの轍道(ポッドバンカー的な)もある。他にもいろいろあって、とにかくタフ。

 

 

 

 ちょっと大袈裟ながら、“パリダカのコースで砂の代わりに雪” 的な道を考えてもらうといいかもしれない(しかも、パリダカにはない信号や歩行者も!)。
 

 
 かかる過酷な状況が、年の半分近く続くのである(11月ごろ~4月ごろ)。ここでは、いつでも(大雪や猛吹雪の日でも)どこでも(路面がふわふわでもでこぼこでもざくざくでも)安心して走れるクルマでないと戦えないのである*2
 
 未曽有の大雪だったこの冬、オレンジ号は上記のトラブルも含め、何日かは全く走れなかった(10m先の公道に出ることさえできなかった)。そんな中を、トラ号は平気で(← ちょっと言い過ぎ)走り回った。オレンジ号が出せずしかたなく徒歩出勤した日も、轍が半端なかった3月下旬の札幌の住宅街も、スタックすることなく走ることができたのである。
 
 
 オレンジ号とトラ号は何が違うのか。
 
 ズバリ、駆動方式(FF / 4WD)とロードクリアランス=最低地上高(約120mm / 175mm)である。
 
 
 つまり、オレンジ号から乗り換えるなら “ロードクリアランスの大きい4WD(四輪駆動)” でなければならない、というのが大前提なのである。
 
 
 
 ところで、11年半前にオレンジ号を契約した(オープン2シーターからの買替え)ときのブログ(こちら)に、希望のクルマの条件として以下の5項目を挙げている。
 1)小さくて
 2)カッコよく
 3)キビキビ走って
 4)燃費の良い
 5)MTのクルマ
 
 今回は、上記の大前提・絶対条件があった。そこさえクリアしていれば、他のファクターは妥協もやむなし。よって、以下のように考えた。
 0)ロードクリアランスが大きい4WDであることを前提に
 1)可能な限りカッコよく
 2)できればキビキビ走って
 3)なるべく燃費の良いクルマ
 
 小さくなくていい。小さいクルマが好きな私ではあるが、大自然が相手だと考えたとき、大きいクルマにもそれなりのメリットもあるはずだし(安定性とか)。
 
 「MTのクルマ」は外した。残念だが、国産ではもうほとんど製造されていない。これを条件にすると選択肢がうんと狭くなってしまう(11年半前の上記ブログにも「MTの新車を買えるのも下手したら最後かも」とある)。そうなると、「キビキビ」は厳しいだろうなと思っていたが……。
 

~ その2に続く ~

*1:トラ号を含めて7回目

*2:19-20シーズン、20-21シーズンとも、異例に雪の少ない冬だった

新しいフェーズ

 歌は世につれ世は歌につれ、などと言う。歌は時勢により変化し、世のさまも歌の流行に影響を受ける。
 
 
 クルマも人生のフェーズにつれて変化し、人生もクルマによって影響を受ける。
 
 
 ~結婚後ほどなく
 人事異動で初めての内地生活を経験することになった。持って行った札幌ナンバーのクーペに災難が続いて買替えを決めた際、知己のいない土地で、2人で陽気に楽しめるようにと、2シーターの 真っ赤なオープンカー を選んだ。バブルの余韻が冷めきっていないときでもあり、最上級グレードに盛りだくさんのオプションを奢った。後部座席のない愛車は、実用性は高くなかったが、おかげでイヤな上司のアッシーくんにならずに済んだ。
 
 ~18年半後
 京都の日本語学校で粉骨砕身する日々を送っていた。オープンカーがダメになってしまったとき、少し大人になった自分を顧みて、夕焼けオレンジ色の5ドアハッチバック を選んだ。6MTのRSグレードにスポーツサスペンションを入れ、車高を少し落とした。納車は東日本大震災直後のことで、“車中泊可能なクルマ” を選んだ偶然に感謝した。
 
 ~さらに11年半後
 北海道にUターンしてクルマは2台体制になっている。気づけばいいトシだ。低く構えた姿勢のFF車は、北の大地も元気に走り回っている。しかし、雪の季節だけは苦手だった。長く厳しい冬も含め、元気でアクティブに生きていきたい。まだ落ち着きたくないし老け込みたくない。
 そんなとき偶然に、必然の新相棒とめぐりあった。4WDでロードクリアランスの大きいコンパクトSUV。コロナ禍が続き先行き不透明な折、5ナンバーのリッターカー(純ガソリン車)はジャストサイズだった。これならぶん回せる。身の丈に合う。
 先進装備満載の最上級グレードを敢えて避け、中間グレードを選んだ。追加オプションも、記号性や見栄を排して必要十分なものだけに抑え、質実剛健を旨とした。
 

 

 
 
 
 ……昨日無事に契約してきました。ライズ=TOYOTA RAIZE ガソリンG 1.0ターボ4WD。良品廉価のダイハツ製だが、世界一の自動車メーカー=トヨタブランドである。
 
 
 カラーはナチュラルベージュマイカメタリック。実物はカタログ写真とはずいぶん異なる亜麻色ないし生成色。いずれにせよアースカラーである。北海道の大自然によく馴染んで、かつシブく決まるこの色を選んだ。
 
 
 命名についてはさんざん悩んだが、MILO(マイロ)号 とした。
 
 

 MILO=日本語では「ミロ」だが、英語圏では「マイロ」である*1。(飲み物の)色がそっくりであり、“強い子” になってほしいという気持ちを込めて命名した。
 

 
 
 納車はおそらくは9月の中~下旬。シルバーウィークに間に合うか、といったところ。この春~夏はオレンジ号と過ごす最後の季節になる(京都ナンバー*2ともお別れで、函館ナンバーになる)。
 
 
 
 …キリがないので今日のところはこの辺で。なおしばらくはこの話題が多くなります。お楽しみに。

*1:ニュージーランドに行ったときに「マイロ」と言われてわからなかったことがあったっけ…

*2:わが国最強

親孝行

 前回のエントリーに書いたとおり、私は8連休真っ只中である。この長い休みをどう過ごしてやろうかと思っていたが、前半はとりあえず親孝行に充てようと妻の実家=札幌市清田区に2泊してきた。

 

 母は、私の方も妻の方も昭和9年生まれの米寿である*1

 まずは私の実家=豊平区に赴き、ドライブなどどうかと水を向けてみたが反応はよろしくなかった。

 実は、私は母を厚沢部に連れて来たかった。この何もない田舎町にあなたの息子は暮らしているのだよ、と。クルマでの数時間の移動は、高齢者には堪えるだろう。難しいだろうなと頭ではわかっていたが、それでもなお息子の “今” を見せたかった(見てもらいたかった)。しかし、これは私のエゴなのであろう。したいようにしてもらう。これが最大の親孝行なのかもしれない。

 

 結局、私の実家では一緒に昼メシを食った(母はそれを望んだ)だけで、妻の実家に移動。……と、その前に義父のお墓参りへ(宗教色のないロッカー式納骨堂@白石区)。義父が亡くなったのは私が初めて旧司法試験の二次試験(短答式)に合格した年の11月だから、もう18年半になる。久しぶりに手を合わせに行った。

 

 さて、義母はトシのわりによく食べるので、好きな牛肉を食いに。義母は歯の調子がイマイチのようであったが、それでも(ハンバーグじゃなく)ステーキを注文していた。私もガーリックステーキを(美味!)サラダバー+スープバー(同!)とともに。

 

 

 翌日は義母をドライブ(義母の “したいこと” ではあったようだ)に誘い出した。<三笠 → 桂沢湖 → 夕張 → 北広島を通って帰宅>の170kmほどの小ドライブである。写真は、<旧住友奔別炭鉱立坑(2枚組)>、<旧幾春別炭鉱錦立坑櫓>。ご存じのとおり、三笠は一時炭鉱で栄えた町である。その遺構ですね。

 

 

 

 

 こちらは夕張岳+シューパロ湖。 

 

 

 夕張は、若いころよくスキーに出かけた思い出多いところである。初めて走る道だったがそれでもなんとなく懐かしくもあった。

 

 

 GW後半は、“オレンジ号の次” を検討しにカーディーラーに行って、といろいろ妄想していたのだが、当地ではディーラーはGW中ずっとお休みだった。残念!

*1:ウチの母は8月に

復活へ

 お陰さまで “原因” が無事に除去されました。ご心配をおかけしましたが、もう大丈夫です。大変な4月でした。何とか耐え抜いた自分を褒めてやりたいところであります。

 

 

 

 当地は現在、コロナの状況が(この感染症が取り沙汰され始めた20年冬以来最高に)ヤバいことになっていて、学校は閉鎖となった。私もGWが一日前倒しとなり、今日から休みである。連休の谷間である5/2月は、当初から塾をお休みすることを決めていたので、8連休である*1

 

 このお休みを精神のリハビリ期間に充てようと思う。

*1:5/6金を休めば11連休が実現するというわけ

TOYOTA RAIZE

 体調不良につき、月曜は半休、昨日は全休した。繰り返すが、原因ははっきりしている。それが取り除かれさえすればよくなるはずである。
 
 
 さて、トラ号のフロントガラスだが、SUZUKI(買ったところ)に修理の件を問い合わせたところ、今は代車が出せないとのことだった。修理には1週間ほどはかかるだろう。その間ずっと(妻用の)クルマがないということは考えられない。GW明けには1台用意できますが……ということだったので、それまでは “待ち” かと考えていた。
 
 
 それとは別に、少し前(2月上旬)に “オレンジ号の次” を探しに寄ったディーラー(函館トヨペット)の営業マンから、「その後どうですか」的な電話が。嫁さんのクルマのフロントガラスがチッピングで~という話しをしたら、「スズキならウチでも受付できますよ」と*1。代車も用意でき、GW前に修理完了、というスケジュールでイケそうとのこと。
 
 それならば、ということでトラ号はトヨペットに預けることにした*2。で、代車がこちら(“3年目のハスラーユーザー” ということを考えてもらったようである)。 
 

 

 

 

 TOYOTA RAIZE 1.0 4WD である。純ガソリン車のリッターカー(ダウンサイジングターボ)で、DAIHATSU Rocky のOEMである。ブツは X“S” なるグレードで、最低グレードに先進安全装備(スマアシ)が追加されているモノ。
 
 小さいクルマ好きの私としては、5ナンバーサイズでしかも 全長4mを切る!(3,995mm=デルソルと同じ)というのにそそられる。ただ、流石にリッターカーではちょっと(車歴は、1.2L→1.2L→1.6L→1.6L→1.5L(=オレンジ号)。こちらを参照)。しかもCVTだしねえ。これだと、“走り” の部分は諦めて、それ以外のところを楽しむカーライフとなるなあ。
 

 
 この週末は、このライズを運転して札幌を往復したのであるが、恐れ入った。走りはオレンジ号(1.5LのHONDAエンジン・6MT)と同等以上であると言ってよい。
 1Lのダウンサイジングターボエンジンは軽快にして俊敏。トランスミッションは工夫されたCVTでラバーバンドフィールは皆無である。出足のよさと加速の伸びには驚かされた。シフトレバーも操作感よく、これをカチリと運転席側に倒せばマニュアルモードに。ステアリングに備わるPWRスイッチを使えば山道も無敵である。
 
 実は、“オレンジ号の次” はヤリスクロス(純ガソリンの4WD)かなあと(かなり真剣に)考えている。しかし、このドライバビリティ。ライズ、急浮上である。ヤリクロの4WDシステムには強く惹かれるが……なんてことを考えていると、気持ちも上向いてこようというものである。
 
 
 “原因” がなくなるまでの間、イヤなことには背を向け、ひたすら現実逃避したい。ギターが弾けない今(指先はまだまだ大変。いつになったら治ってくれるのだろうか…*3)は、クルマのことを考えるのが一番である。

*1:トヨタはスズキと資本提携してますね

*2:結局は同じところ=工場での作業になるのでしょう

*3:予定どおり七飯の皮膚科に行って抗生剤を出してもらった。少しずつは快方に向かっている

トラ号、負傷!!

 新年度=2022年度=令和4年度がスタートしている。職場で “いろいろ” あって(かなり参ってます)必ずしも日々平穏無事というわけでもないが、まあそれなりに。ウクライナ*1のニュースを目にしたりすると、“日常” が送れている幸せを噛み締めるわけである。
 
 
 …とはいっても、年度替わりのばたばたもあってやはりストレスは溜まる。あらゆる方法で、それを上手に発散することを心掛けている(鬱病経験者でもあるので)。
 ターをかき鳴らして大声で歌う、というのが手っ取り早いのだが、あかぎれが酷くて指先(左中指と右親指)が全く使えない(洒落にならない痛みなので、週末には七飯あたりの皮膚科に行く予定である…当地には皮膚科がない)。残念。
 
 
 で、小ドライブである。4月最初の日曜*2は(高速道路が延伸されたこともあって)、厚沢部→江差上ノ国松前→福島→知内→木古内から(無料の)高速道路に乗って→函館空港七飯→北斗中山峠→厚沢部、というコースを走ってきた(270kmほど)*3。好天にも恵まれて、とことこと気持ちよく。
 
 
 次に(ネット)ショッピング。例のアマギフがまだまだ潤沢にあるので、欲しかったコードレス(充電式)のエアコンプレッサーを get。「外装に難あり」というアウトレット品を選んだので、15%=1,000円ちょっと安く買えた(目を皿のようにして見てみてが “難” は発見できなかった(笑))。写真上の横に置いてあるのはサイズ比較のTVのリモコン。写真下はセット内容。
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 中華性の安いのをパスして、大好きなアイリスオーヤマのブツを(こちら)。早速使ってみたが、これがサイコー! もっと早く買うべきだった。ストレスフリーに空気圧を調整できる。前に買ったエアゲージ(こちら参照)も大いに活躍させられるし、いやホント強く推奨できる一品である(そのうちに改めてちゃんとレビューしたいところです)。
 実は、充電器に小さな瑕疵があって、メーカーに交換を申し込んだりもしているのだが、その対応もスムーズ。アイリスオーヤマを選んでよかった。
 
 妻も日ごろからスイーツなど作ってくれているわけだが、今回は八つ橋を! ニッキの香りも懐かしく、ぷにぷにの食感を楽しむことができる逸品であった。
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 ……と、「平和」「平穏」を旨として過ごしていたわけだが、6水に悪いニュースが。トラ号が負傷!してしまったのである。
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 いわゆるチッピングですね。前を走っていた車の石はねである。妻が後部座席に人を乗せて(← そういう仕事もしている)走行していたら、モノスゴイ音がしたと。その瞬間は何が起こったのか判らなかったようだが、気がつくとフロントガラスにヒビが入っていたと…。
 
 とにかく妻が無事でよかったわけだが、ガラス交換やらその後のセッティング(各種安全デバイスの調整ですね)にお金も時間もかかるようで、やや残念である。しかし、繰り返すが中の人が無事で何よりであった。ああありがとう、トラ号よ。身を挺して妻を守ってくれて。
 
 
 職場の “いろいろ” はまだまだ大変である(滅多に飲まない私だが、酔って愚痴などこぼしたい気分の夜も多い)。しかし、 頑 張 り ま す。

*1:教え子が複数人います…

*2:4/2土は年に1回か2回しかない休日出勤だった

*3:妻は札幌の実家に帰っていたのでソロドライブ